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ポスコ次期会長に権五俊社長が内定…会社を救えるのか(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
◆ファイネックス工法開発の貢献者

権社長はポスコだけでなく韓国を代表する金属工学者だ。ソウル大金属工学科を卒業し、カナダのウィンザー大学と米ピッツバーグ大で金属工学科の修・博士学位を取得した後、1986年にポスコの専門研究機関である浦項産業科学研究院(RIST)に入社した。

開発された技術を実用化するのに特に卓越した力を発揮した。権社長はポスコが世界的に誇るファイネックス工法の誕生に寄与した。ポスコの関係者は「技術一筋できた人なので、政界と関連した噂を聞いたことがない」と述べた。


◆実績不振、紀綱弛緩の解決急ぐ

権社長はこの日午後遅く公式所感を発表した。権社長は「いろいろと不足した点が多いにもかかわらず会長候補に選んでくださった取締役の皆様に感謝している」とし「全役職員の力を集め、世界最高の競争力を備えた企業に導き、国民が誇る企業、国家経済の発展に持続的に寄与する企業としての地位を固めていきたい」と述べた。

しかしポスコの状況は容易でない。実績不振や紀綱弛緩で地位が落ちた“国民企業”には手をつけるべきところが少なくない。目の前の課題はやはり実績改善だ。2008年に7兆ウォンを超えていたポスコの営業利益は翌年3兆ウォン台に落ち、その後も3兆-5兆ウォンの間にあった。昨年は2兆ウォン台まで減り、懸念が強まっている。

大きく増えた系列会社を整理するという問題もある。ポスコはこの5年間、大宇インターナショナルの買収に3兆ウォンを投入するなど、計5兆ウォンをM&A(買収・合併)に注ぎ込んだ。紀綱を正す必要性も提起される。最近ポスコは異例なほど多くの事故が発生している。民営化後、任期をきちんと終えた会長が一人もいないという不名誉を断ち切れるかどうかも関心事だ。



ポスコ次期会長に権五俊社長が内定…会社を救えるのか(1)

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