－－もし韓国でプレーしていれば。

「おそらく今も投手をしていたと思う。頑張ってはいても、今のようにはなれなかっただろう。常に目標を大きく設定し、さらに努力することができた」

－－米国に行って打者に転向し、打順・ポジションも何度か変わった。


「テキサスでは左翼手に入ることになりそうだ。大型契約をしたので慣れているポジションにこだわることもできるだろうが、私の考えは違う。まず、どんな役割でもできるという自信があるし、チームのために快く譲歩することができる。もともと右翼手だったが、シンシナティで中堅手をしたのが、ＦＡ契約にもプラスの影響を及ぼしたと思う」

メジャーリーグで外野の全ポジションをこなせる選手は少ない。クリーブランドで右翼・３番打者だった秋信守は２０１３年にシンシナティにトレードされた後、中堅手・１番打者となった。メジャーリーグ球団は秋信守の適応力と犠牲精神を高く評価した。

－－今後、どんな野球を目指すのか。

「ワールドシリーズ優勝を強く望んでいる。私はメジャーで殿堂入りできる実力があるとは思わない。自分ができる記録（シーズン打率３割－２０本塁打－２０盗塁）を継続し、アジア打者として最高の記録を作りたい。現在まで通算１０４本塁打－１０５盗塁を記録したが、イチロー選手の記録（１１１本塁打－４７２盗塁）を越えて２００本塁打－２００盗塁、さらに３００本塁打－３００盗塁に欲を出したい」

－－ユース代表時代の同期、李大浩（イ・デホ、ソフトバンク）、金泰均（キム・テギュン、ハンファ）、鄭根宇（チョン・グンウ、ハンファ）もそれぞれ成功している。

「あ、まず今年の仁川アジア競技大会に出場できず、本当に申し訳ないという話をしなければいけない。メジャーのシーズン中に開催される大会なので参加するのが難しい。広州アジア競技大会の金メダルのおかげで兵役恩恵を受けた私が役に立てなくなった。しかし機会はたくさんあると思う。力が衰える前に友達と代表チームでまた会いたい。２０１７年ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）では可能でないだろうか」



＜大リーグ＞秋信守「イチロー越えの３００本塁打、３００盗塁目指す」（１）

＜大リーグ＞秋信守「イチロー越えの３００本塁打、３００盗塁目指す」（２）