ケリー米国務長官=「炳世(ビョンセ)が話すのを聞いたらベトナム戦争当時に韓国軍と親しく働いたことが思い出される。本当に韓米同盟が60年とは。私はとても若かった45年前(ベトナム戦争)に韓国軍とともにしたがこれは本当に恐ろしいほど驚くべき縁ではないのか。
尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官=「ははは。ありがとうジョン」
7日午後、米ワシントンの国務省トリーティルーム。1時間ほどの会談後に共同発表のため並んで立った尹長官とケリー長官は尊称ではなく互いの名前を呼んだ。ケリー長官が先にベトナム戦争参戦の記憶を振り返りながら尹長官を「炳世」と呼んだ。
親密な様子を通じ韓米同盟の堅固さを示すという考えだ。雰囲気だけ良かったのではない。実質的成果もあった。両国は今回の会談で北朝鮮の政治状況変化に備えるための新しい協議体を作ることに合意した。
尹長官は共同発表で、「両国は北朝鮮情勢を評価し、対応策を模索するための協議をより深く強化することにした」と明らかにした。ケリー長官は「米国は朴槿恵(パク・クネ)大統領の確かで原則ある対北朝鮮政策を支持し、両国は決して北朝鮮を核保有国と認めないだろう」と強調した。
◇肩を叩いて「炳世」「ジョン」と名前呼ぶ
これと関連し尹長官は共同発表直後に行った特派員懇談会で、「張成沢(チャン・ソンテク)処刑など最近の状況により北朝鮮のリーダーシップは流動的だとみている。韓米両国は核問題を超え北朝鮮情勢について深く議論し二国間および多国間など多様な形態の対話をすることにした」と説明した。非核化に集中する6カ国協議のほかに北朝鮮の政治状況を綿密に分析する追加的協議体がスタートするだろうという意味だ。
外交部当局者は、「北朝鮮情勢議論に向けた韓米協議の体系化が必須で至急だ。頻度も高め、レベルも多様にして深く北朝鮮情勢だけ分析しようということ」と説明した。同関係者は「こうした2国間議論を拡大していけばある時点からは中国の参加も可能で、日本とロシアなど5カ国体制にもなれるということに両国が共感した。懸案によって6カ国協議首席代表や(韓半島平和交渉)本部長より上位の要人が出ることもあるだろう」と話し閣僚級が代表になる可能性も示唆した。
この日の共同発表でケリー長官は、「ジョンズ・ホプキンス大学高等国際関係大学院(SAIS)で学位を修めた尹長官に今回の訪問は「ホームカミング」と見ることができる。ケリー長官は「往年の活動舞台に帰ってきたことを歓迎する」として発表を始めた。「尹長官は私が新年に入って初めて迎えた海外の外相」「これ自体が韓米関係の結びつきがどれほど強いのかを明確に示すもの」とも語った。両国関係の堅固さを強調する時は「一筋の光も漏れる隙間がない」「岩のように丈夫な」などの表現を使った。尹長官はこれに対し「ケリー長官との会談はいつも生産的で楽しいが、今回の会談はとりわけ時宜適切で重要な意味を持つ。韓米同盟はいまが最上の状態」とこたえた。
「光の漏れる隙もない韓米同盟」、安倍首相への言及なし…韓米外相会談(2)
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7日午後、米ワシントンの国務省トリーティルーム。1時間ほどの会談後に共同発表のため並んで立った尹長官とケリー長官は尊称ではなく互いの名前を呼んだ。ケリー長官が先にベトナム戦争参戦の記憶を振り返りながら尹長官を「炳世」と呼んだ。
親密な様子を通じ韓米同盟の堅固さを示すという考えだ。雰囲気だけ良かったのではない。実質的成果もあった。両国は今回の会談で北朝鮮の政治状況変化に備えるための新しい協議体を作ることに合意した。
尹長官は共同発表で、「両国は北朝鮮情勢を評価し、対応策を模索するための協議をより深く強化することにした」と明らかにした。ケリー長官は「米国は朴槿恵(パク・クネ)大統領の確かで原則ある対北朝鮮政策を支持し、両国は決して北朝鮮を核保有国と認めないだろう」と強調した。
◇肩を叩いて「炳世」「ジョン」と名前呼ぶ
これと関連し尹長官は共同発表直後に行った特派員懇談会で、「張成沢(チャン・ソンテク)処刑など最近の状況により北朝鮮のリーダーシップは流動的だとみている。韓米両国は核問題を超え北朝鮮情勢について深く議論し二国間および多国間など多様な形態の対話をすることにした」と説明した。非核化に集中する6カ国協議のほかに北朝鮮の政治状況を綿密に分析する追加的協議体がスタートするだろうという意味だ。
外交部当局者は、「北朝鮮情勢議論に向けた韓米協議の体系化が必須で至急だ。頻度も高め、レベルも多様にして深く北朝鮮情勢だけ分析しようということ」と説明した。同関係者は「こうした2国間議論を拡大していけばある時点からは中国の参加も可能で、日本とロシアなど5カ国体制にもなれるということに両国が共感した。懸案によって6カ国協議首席代表や(韓半島平和交渉)本部長より上位の要人が出ることもあるだろう」と話し閣僚級が代表になる可能性も示唆した。
この日の共同発表でケリー長官は、「ジョンズ・ホプキンス大学高等国際関係大学院(SAIS)で学位を修めた尹長官に今回の訪問は「ホームカミング」と見ることができる。ケリー長官は「往年の活動舞台に帰ってきたことを歓迎する」として発表を始めた。「尹長官は私が新年に入って初めて迎えた海外の外相」「これ自体が韓米関係の結びつきがどれほど強いのかを明確に示すもの」とも語った。両国関係の堅固さを強調する時は「一筋の光も漏れる隙間がない」「岩のように丈夫な」などの表現を使った。尹長官はこれに対し「ケリー長官との会談はいつも生産的で楽しいが、今回の会談はとりわけ時宜適切で重要な意味を持つ。韓米同盟はいまが最上の状態」とこたえた。
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