サムスン電子が「アーニングショック」(予想に満たない実績)レベルの10-12月期実績を出した。
サムスン電子は7日、2013年10-12月期の暫定実績で売り上げは59兆ウォン(約5兆7800億円)、営業利益は8兆3000億ウォン(約8126億円)の実績が予想されると明らかにした。売上額は史上最高を記録したが、営業利益では当初市場で展望した9兆ウォン台をやや下回る水準だ。
サムスン電子は昨年の7-9月期、国内企業で最初に営業利益10兆ウォンを突破する記録を打ち立てたが、10-12月期に再び2012年7-9月期水準に落ちた。10-12月期の実績を前四半期と比較すると、売り上げは0.14%上がったが、営業利益は18.31%落ちた。7-9月期には売上額59兆835億ウォン、営業利益10兆1636億ウォンを記録した。サムスン電子は昨年、年間で売り上げ228兆4200億ウォン、営業利益36兆7700億ウォンを予想した。
実績発表を控えて証券街では、サムスン電子が10-12月期に9兆ウォン台水準の営業利益は上げるだろうと見通していた。国内外あわせて最も低い展望値を提示したBNPパリバも8兆7800億ウォンだった。実績不振の最も大きな原因は、サムスン電子全体の売り上げの半分以上を占めるモバイル部門の実績悪化とされている。実際に昨年ソニー・LG・華為がサムスンのギャラクシーS4に次ぐ品質のスマートフォンを出しながら市場を主導する力が弱くなったという評価も受けていた。東洋証券のパク・ヒョン研究員は「IM事業部のマージンが大幅に減ったと予想される」として「ディスプレイ部門の新製品開発費の負担もまた大きかったようだ」と話した。
だが、これに対してサムスン電子関係者は「10-12月期実績が鈍化したのは、主力事業の競争力が弱まったというよりは、新経営特別成果給といった単発性の費用増など短期的な原因による一時的鈍化」と説明した。彼はまた「今年の1-3月期からは単発性の費用が消えてマーケティング費用もやはり昨年の10-12月期より減少する可能性が高く、実績が改善される可能性が高い」と主張した。業界によればサムスン電子の新経営20年特別成果給の規模は最大8000億ウォンに及ぶと見通されている。
証券業界では、昨年10-12月期のサムスン電子モバイル部門の営業利益が5兆ウォン台中盤にとどまったと見ている。昨年の7-9月期に6兆7000億ウォンの営業利益を上げたことと比較すると最大20%まで減ったと推定される。この日、市場調査機関のストラテジーアナリティックス(SA)は、サムスン電子が昨年3億2930万台のスマートフォンを販売したと発表した。昨年7-9月期までのサムスン電子のスマートフォン販売量は2億3380万台で、10-12月期の販売量は9500万台水準だ。7-9月期(8840万台)よりもさらに多く売ったという意味だ。それでも利益が減ったのは、ハイエンドより中低価格製品の販売が主に増えた上に、アップルとの競争などでマーケティング費用が増加して収益性が悪化した結果だと解説されている。
サムスン電子、「アーニングショック」10-12月期実績…半導体・テレビは健闘(2)
サムスン電子は7日、2013年10-12月期の暫定実績で売り上げは59兆ウォン(約5兆7800億円)、営業利益は8兆3000億ウォン(約8126億円)の実績が予想されると明らかにした。売上額は史上最高を記録したが、営業利益では当初市場で展望した9兆ウォン台をやや下回る水準だ。
サムスン電子は昨年の7-9月期、国内企業で最初に営業利益10兆ウォンを突破する記録を打ち立てたが、10-12月期に再び2012年7-9月期水準に落ちた。10-12月期の実績を前四半期と比較すると、売り上げは0.14%上がったが、営業利益は18.31%落ちた。7-9月期には売上額59兆835億ウォン、営業利益10兆1636億ウォンを記録した。サムスン電子は昨年、年間で売り上げ228兆4200億ウォン、営業利益36兆7700億ウォンを予想した。
実績発表を控えて証券街では、サムスン電子が10-12月期に9兆ウォン台水準の営業利益は上げるだろうと見通していた。国内外あわせて最も低い展望値を提示したBNPパリバも8兆7800億ウォンだった。実績不振の最も大きな原因は、サムスン電子全体の売り上げの半分以上を占めるモバイル部門の実績悪化とされている。実際に昨年ソニー・LG・華為がサムスンのギャラクシーS4に次ぐ品質のスマートフォンを出しながら市場を主導する力が弱くなったという評価も受けていた。東洋証券のパク・ヒョン研究員は「IM事業部のマージンが大幅に減ったと予想される」として「ディスプレイ部門の新製品開発費の負担もまた大きかったようだ」と話した。
だが、これに対してサムスン電子関係者は「10-12月期実績が鈍化したのは、主力事業の競争力が弱まったというよりは、新経営特別成果給といった単発性の費用増など短期的な原因による一時的鈍化」と説明した。彼はまた「今年の1-3月期からは単発性の費用が消えてマーケティング費用もやはり昨年の10-12月期より減少する可能性が高く、実績が改善される可能性が高い」と主張した。業界によればサムスン電子の新経営20年特別成果給の規模は最大8000億ウォンに及ぶと見通されている。
証券業界では、昨年10-12月期のサムスン電子モバイル部門の営業利益が5兆ウォン台中盤にとどまったと見ている。昨年の7-9月期に6兆7000億ウォンの営業利益を上げたことと比較すると最大20%まで減ったと推定される。この日、市場調査機関のストラテジーアナリティックス(SA)は、サムスン電子が昨年3億2930万台のスマートフォンを販売したと発表した。昨年7-9月期までのサムスン電子のスマートフォン販売量は2億3380万台で、10-12月期の販売量は9500万台水準だ。7-9月期(8840万台)よりもさらに多く売ったという意味だ。それでも利益が減ったのは、ハイエンドより中低価格製品の販売が主に増えた上に、アップルとの競争などでマーケティング費用が増加して収益性が悪化した結果だと解説されている。
サムスン電子、「アーニングショック」10-12月期実績…半導体・テレビは健闘(2)
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