「フィギュアクイーン」キム・ヨナ（２４）が現役最後の演技のために滑り続けている。憂慮されていた体力の心配はまったくなかった。

キム・ヨナは４、５日、京畿道高陽（キョンギド・コヤン）のオウルリムヌリアイスリンクで第６８回全国男女フィギュア総合選手権大会に出場する。ソチ冬季オリンピックを控えた最後の実戦リハーサルを行うキム・ヨナは、毎日６時間ずつ実戦を彷彿とさせる練習をこなして気合を入れている。

１日、高陽では取材陣の前で公開練習をしたキム・ヨナは、コンディションが非常によくなってきたことを直接見せた。彼女は練習した４５分間、ずっと氷上を行き来しながら動線をチェックし、ステップやスピンを点検していた。特に４分１０秒ほどが必要なフリースケーティングの練習をこなした後も、何でもなかったかのように氷上のあちこちを行き来して再び滑る姿を見せた。そのような中でもあまり疲れたような姿は見られなかった。


これについてキム・ヨナは「氷上で行うインターバルトレーニング」と紹介しながら「地上よりも氷上でこうすることに効果があるのでずっと滑っていた」と説明した。昨年１２月初め、負傷から回復して初めて出場した「ゴールデンスピン・オブザグレブ」で体力的な問題を最も大きな課題にしていたキム・ヨナの立場としては、不足した部分をさらに引き上げるために注意深くチェックする姿だった。

キム・ヨナは今回の大会で最大限１００％に近い演技を披露する予定だ。昨年の学習効果のためだ。昨シーズン、世界選手権を控えてキム・ヨナは国際大会と国内総合選手権を経た。段階別に技量をチェックしてコンディションを引き上げたおかげで世界選手権では最高の成績を出すことができた。キム・ヨナは「昨シーズンに出た総合選手権でフリープログラムをクリーンにして実戦でできるという自信がついた。実戦では冷静に落ち着いてできた。ゴールデンスピン大会よりもさらに落ち着いて良いプログラムをこなすことができたら、オリンピックの時はもっと自信がつくだろう」と話していた。