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黄砂を吸い込みながら初日の出…韓国気象庁、予報逃す(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
初日の出を見るため1日未明にソウル城東区の鷹峰山に登ったイ・スンベさん(51、ソウル祭基洞)はがっかりした。雲がなかったため初日の出を見ることはできたものの、期待したほどではなかった。赤くて真ん丸な太陽ではなく、周囲がぼやけた黄色い太陽だったからだ。空を覆った浮遊粒子状物質のためだった。イさんは「マスクもせず何時間もホコリを吸い込んだ」とし「黄砂があることを知っていれば最初から初日の出を見にくることはなかった」と話した。

1日未明に黄砂が西海岸と一部の内陸地域に広がった。特に新年初日にソウルが黄砂に覆われたのは初めてだ。しかし気象庁も環境部も黄砂予報を逃し、初日の出を見るために野外に出た市民が不満を表している。

市民が初日の出を見たこの日午前7-8時、ソウルの浮遊粒子状物質(PM10)濃度は24時間環境基準である1立方メートルあたり100マイクログラム(1マイクログラム=100万分の1グラム)を超えた。午前2時、ソウル冠岳区で189マイクログラムまで上がったPM10濃度は午前9時を過ぎて下がったが、この日午前のソウルの平均汚染度は122マイクログラムと、予報段階のうち「悪い」(121-200マイクログラム・立方メートル)に該当した。


しかし気象庁は黄砂が近づくわずか2、3時間前の12月31午後11時の予報でも黄砂に言及しなかった。1日午前3時に「昨年12月30日にモンゴル、31日に中国東北地方で発生した黄砂のため、西海岸と一部の内陸で黄砂が観測された」と明らかにした。このため、黄砂発生を知らずに外出した市民も多かった。



黄砂を吸い込みながら初日の出…韓国気象庁、予報逃す(2)

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