29日、釜山太宗台(プサン・テジョンデ)の近海で貨物船(グラビティ・ハイウエイ号)とケミカルタンカー(マリタイム・メイシー号)が衝突した。メイシー号には8メートル大の穴が空いて炎上したが、人命に被害はなかった。(写真=釜山海洋警察署)
海洋警察によれば、ケミカルタンカーには殺虫剤などの原料として使われる毒性物質が積載されていたが海に流出することはなかった。2隻の船は、前日夜に蔚山(ウルサン)港を出港し、ハイウエイ号は試験運航中で、メイシー号は中国の寧波港へ行く途中だった。火災が起こったメイシー号はこの日の午後遅く、海流に乗って日本の領海に入った。これに伴い今後の汚染防止作業などは日本が担当することになった。
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