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金正恩「戦争をいつやると広告は出さない」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が軍部隊を訪れ、「戦争はいつやると広告を出さないということを忘れずに、戦いへの準備完成に最大の拍車をかけなければならない」と話した。朝鮮中央通信と労働新聞など北朝鮮メディアは25日、金正恩が金正日(キム・ジョンイル)最高司令官推戴記念日の24日を迎え平安南道南浦(ピョンアンナムド・ナムポ)の526大連合部隊指揮部を訪れこのように話したと報道した。

北朝鮮はこれに先立ち19日に青瓦台(チョンワデ、大統領府)に「予告なしで打撃する」という内容の電話通知文を送った。それから5日後に直接金正恩が「戦争」に言及した。北朝鮮の対南窓口の祖国平和統一委員会書記局はこの日、朴槿恵(パク・クネ)大統領に対北朝鮮政策の原則が信頼なのか対決なのか明らかにするよう公開質問を投げかけた。祖国平和統一委員会は公開質問状で、「朴大統領が当選して1年になる。民族と民主、平和と統一のための道に進むのか、そうでなければ対決と戦争の道に進むのか」と尋ねた。祖国平和統一委員会は朴大統領を「朴槿恵」と呼び捨てにし、「民心に逆らい恥かしい死に至った亡父の悲劇を忘れてはならない。いまこそ最後の選択をすぐにしなければならない時だ」とした。

これに先立ち北朝鮮の崔竜海(チェ・ヨンヘ)軍総政治局長は16日の軍忠誠の誓いの会で、「戦争は広告を出してやらないということを肝に銘じなければならない。敵があえて攻撃してくるならば侵略の本拠地をすべて打撃する」と述べた。


北朝鮮の報道によると、この日金正恩が訪問した3軍団526大連合部隊は韓国戦争(朝鮮戦争)当時57人の共和国英雄と多くの殊勲者を輩出したところだ。3軍団視察には崔竜海軍総政治局長、イ・ヨンギル軍総参謀長、チャン・ジョンナム人民武力部長、ソ・ホンチャン人民武力部第1副部長、キム・スギル総政治局組織副局長、パク・ジョンチョン砲兵司令官、パク・テソン労働党副部長、キム・ドンファ中将が随行した。

韓国政府関係者は金正恩の発言について、「軍部の忠誠心を鼓吹させながら同時に戦争への危機感を高め内部結束を高めようとするものとみられる」と分析した。

祖国平和統一委員会の公開質問に対して統一部のキム・ウィド報道官は、「北朝鮮の無礼な言動にいちいち対応する必要性は感じないが、政府の立場を整理し明日中に説明する予定」と話した。



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