トヨタやボルボなどの輸入自動車の５車種から欠陥が見つかりリコールを実施することになった。

韓国の国土交通部は韓国トヨタ自動車をはじめジャガーランドローバーコリア、ボルボ自動車コリアから輸入・販売した一部モデル１万３０００台余りを対象にリコールを実施すると２３日明らかにした。

トヨタのリコール対象はカムリ８０９２台、カムリハイブリッド２６８６台をはじめカムリＶ６、ヴェンザＶ６、ヴェンザなど５車種１万１５０７台だ。国土部によればこれら該当車種の場合、エアコン放熱器から発生した水が外部に排出されないままエアバッグ制御装置に流入してエアバッグと電動式パワーハンドルが正常に作動できない可能性があるとの問題点が見つかった。該当自動車の所有者は２６日から韓国トヨタ自動車サービスセンターで無償修理（対象車両の確認後、エアコン本体ケースのシーリング補強およびカバー追加装着）を受けられる。


また、ジャガーのＸＦ２．２ディーゼル８８８台は燃料漏れによる火災発生の危険性があると明らかになった。ＸＦ２．０ガソリン２１３台とＸＪ２．０ガソリン８８台ではインタークーラーとターボチャージャーを連結するホースがはずれてエンジンが止まる可能性があると確認された。該当自動車の所有者は２３日からジャガーランドローバーコリアのサービスセンターで無償修理（対象車両の確認後、改善された燃料インジェクションリターンラインに交換またはインタークーラー連結ホース再装着）を受けられる。

ボルボのＳ６０（２６８台）は計器盤の制御ソフトウェアの欠陥によりエンジンオイル圧力警告などがつかない可能性があり、Ｓ８０（１３９台）、ＸＣ７０（５８台）、ＸＣ６０（２８台）などはエンジンベルトが離脱する危険性があるとの問題点が発見された。該当自動車の所有者は２４日からボルボ自動車コリアのサービスセンターで無償修理（対象車両の確認後、計器盤ソフトウェアのアップグレードまたはエンジン補助ベルトおよびベルトテンショナー交換）を受けられる。

一方、今回のリコールに関連して該当メーカーでは自動車所有者に郵便で修理方法などを知らせ、リコール施行前に自動車所有者が欠陥内容を自費で修理した場合にはメーカーに修理費用の補償を申し込める。