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<サッカー>“恐韓症”中国、韓国DF選手をさらう?

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「恐韓症」。中国サッカーが韓国を恐れるという意味だ。しかし、これは国家代表チームでのみ通用する言葉だ。プロサッカーでは逆に中国プロサッカーが恐るべき存在となっている。ブラックホールのように中国スーパーリーグが韓国選手を吸い込んでいるからだ。

“地球村の巨人”中国の威力はサッカーでも例外でない。資金力を武器に韓国選手を次々と獲得している。近く韓国代表DF張賢秀(チャン・ヒョンス、22)がFC東京(日本)から広州富力に移籍する。細部交渉だけが残っている。DF郭熙柱(クァク・ヒジュ、32、水原)、キム・ジュヨン(25、ソウル)、黄錫鎬(ファン・ソクホ、24、サンフレッチェ広島)が張賢秀とともに広州の獲得選手リストに挙がっている。

DF林裕煥(イム・ユファン、30、元全北)も上海申キンへの移籍が決まり、発表だけを残している。


◆「検証された韓国DF」=11月末、杭州緑城のスカウトがKリーグクラシック2試合を視察した。目的はDF選手をチェックするためだった。スーパーリーグでは特に韓国DFに対する人気が高い。

2013シーズンに金英権(キム・ヨングォン、23、広州恒大)、趙源熙(チョ・ウォンヒ、30、武漢光谷)、金東進(キム・ドンジン、31、杭州)がスーパーリーグのアジア選手枠で中国に進出した。これら選手が大活躍し、韓国のDF選手に対する関心が大きく高まった。

豪州・ウズベキスタンなどから来たアジアサッカー連盟(AFC)所属のアジア枠選手は、中国の生活に慣れず、不誠実な態度で失敗するケースが多かった。しかし韓国選手は代表経歴がありながらも、誠実に練習に臨み、スーパーリーグのチームの心をつかんだ。

中国やタイなどに国内の選手を進出させているDJHマネジメントのイ・ドンジュン代表は「中国でプレーしている豪州出身選手は9人もいる。体格はよいが、技術やスピードが足りないという評価を受けた。金英権ら韓国選手の成功で、中国チームから次々と問い合わせがある」と話した。

イ・ジャンス元広州恒大監督(57)は「スーパーリーグの監督は最近まで、体格が大きい白人が必要だという考えで豪州の選手を好んだ。しかしでスピードがあり、技術が高いうえ、誠実な韓国選手の長所が知られ、状況が変わった」と伝えた。

◆「Kリーグ出身の外国人」にも関心=スーパーリーグはKリーグで検証された外国人選手にも手を伸ばしている。デヤン(32、ソウル)には江蘇舜天が積極的にラブコールしている。移籍料40億ウォン(約4億円)、年俸20億ウォンで獲得を狙っている。

デヤンは2013AFCチャンピオンズリーグの組別リーグで、江蘇と2回対戦し、2得点した。AFCチャンピオンズリーグで活躍したモリーナ(33、ソウル)とケビン(29、全北)もスーパーリーグチームの標的に浮上している。

スーパーリーグは韓国だけでなく全世界からスターを集めている。デビッド・ベッカム(38、イングランド)もスーパーリーグの広報大使に委嘱された。2013年スーパーリーグの平均観客は1万8571人だ。



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