◇阪神、守る野球で呉昇桓にセーブ機会

呉昇桓がタイトルに挑戦するうえで変数となるのはセーブチャンスだ。読売に比べて先発投手力が劣る阪神は、呉昇桓が登板するまでリードを維持することが課題だ。

東スポＷｅｂは１５日、「阪神の和田監督が勝利の方程式を２パターン用意する」と伝えた。阪神がセリーグの頂点に立った２００５年から答えを見いだした。当時、ジェフ・ウィリアムス、藤川、久保田の「ＪＦＫ」は鉄壁継投だった。その裏では桟原、橋本、江草の「ＳＨＥ」の存在もあった。藤川が１７セーブ、３０ホールドでセーブ４位、ホールド１位となった。久保田は１６セーブで５位になった。ウィリアムスはホールド３位（２６ホールド）だった。


同紙は、「長いシーズンをＪＦＫだけで乗り切るのは体力面も含めて難しかった。ＳＨＥがいたからこそ厳しい場面や勝負どころでＪＦＫが力を発揮できた。中継ぎ陣が充実する来年は０５年と同じような戦い方ができる」という阪神コーチ陣の言葉を伝えた。

阪神は不足した先発陣を継投陣で補完する計画を準備した。失点を最小限に抑え、呉昇桓にセーブの機会を回すという自信がある。

日本プロ野球で韓国人救援王は一度も出ていない。１９９７年は宣銅烈が佐々木に、２０１０年は林昌勇（イム・チャンヨン）が岩瀬に阻まれて２位になったのが最高成績だ。シーズン最多セーブは１９９７年に３８セーブをマークした宣銅烈が持つ。



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