これに先立ち、東方神起は2008年にアルバム『MIROTIC』で予約注文30万枚という記録を打ち立てた。ソ・テジのファーストアルバム以来の4年ぶりの記録で、再びこれを破ることはないだろうと思われていたが、EXOがこれを超えた。さらに驚くべき点は、SMの先輩グループの弱点だった音源ランキングにも強いという点だ。今回のアルバム タイトル曲『Christmas Day』は、メロン、Mnet、ソリバダ、オーレミュジークでトップに立った。収録曲『初雪』はバグスミュージックやネイバーミュージックで1位に入り、他の収録曲もチャート上位圏に食い込んでいる。
SM所属の男性アイドルの音楽趣向が韓国内のファンのものとは多少異なるという意見もあったが、EXOはそんな意見すらも吹き飛ばした。EXOに欠けたものがあるならば、“公演力”だ。東方神起は日本でナンバー1のチケットパワーを、Super Juniorは世界に最も幅広いファン層を誇っているグループだ。あるイベント企画会社の関係者は「世界的なファンの規模、特に中華圏での人気に限定するならEXOはすでにトップクラス級だ。まだアルバムを1枚しか出していない歌手ということで、公演で歌えるレパートリーがそれほど多くない。セカンドアルバムがリリースされれば、ワールドツアーも可能になるものと思われる」と伝えた。
SMエンターテインメントの関係者は「今年、『Wolf』『Growl』の連続ヒットを皮切りに、ファーストアルバムの販売量“100万枚記録”も目前だ。国内外での爆発的な人気を確認しながら特別な1年を送った。名実共に音盤キングだ」と伝えた。
▼EXOの巨大なファン層はどうしたら形成可能か
専門家が見るEXO人気の実体は何か。EXOはSMが多くの試行錯誤の末に誕生させた「完成品」という評価だ。従来のアイドルの次元を跳び越えたメンバーの能力に、SMエンターテインメントの専門化された企画力が加わり最強のファン層が形成されたという。
作曲家トライバクは「SMの場合、歌手によって音楽的な特徴は異なるが、EXOの場合は大衆的にアプローチしていこうというニュアンスが強い。上半期の最大ヒット曲『Growl』の場合も、ジャスティン・ビーバーと音楽作業をともにしたシン・ヒョクと外国人作曲家が曲を書いた」と伝えた。続いて「メンバーも歌とパフォーマンスが“脱アイドル級”だ。従来のアイドル水準から一層進化した」と説明した。
音楽評論家カン・テギュは、EXOの人気について「東方神起以来、10代層のファンをどうやって充足するかか課題だった。ソ・テジ、H.O.T、東方神起、BIGBANGに続くスーパースターが必要だったが、その期待を埋めたのがEXOだった」と紹介した。続いて「SMのファン層を管理するシステムもかなり発展した。10代のコンテンツを企画して消費させる正確な方法をよく知って動いている」と伝えた。
あるレコード企画会社の代表は、EXOのレコード販売力について「40万枚の予約注文があったというのは驚くべき数値だ。先輩グループのファン層を超えた。音盤市場は依然として不況だが、贈り物用にCDを買おうとしたファン層が動いた結果ではないか。アルバムをリリースするたびに、通常盤とリパッケージ盤を別に出すほか、韓国語・中国語アルバムを別に出すマーケティング戦略も功を奏した結果だ」と解説した。
EXOの快進撃はどこまで? 東方神起・Super Juniorと比較すると…(1)
SM所属の男性アイドルの音楽趣向が韓国内のファンのものとは多少異なるという意見もあったが、EXOはそんな意見すらも吹き飛ばした。EXOに欠けたものがあるならば、“公演力”だ。東方神起は日本でナンバー1のチケットパワーを、Super Juniorは世界に最も幅広いファン層を誇っているグループだ。あるイベント企画会社の関係者は「世界的なファンの規模、特に中華圏での人気に限定するならEXOはすでにトップクラス級だ。まだアルバムを1枚しか出していない歌手ということで、公演で歌えるレパートリーがそれほど多くない。セカンドアルバムがリリースされれば、ワールドツアーも可能になるものと思われる」と伝えた。
SMエンターテインメントの関係者は「今年、『Wolf』『Growl』の連続ヒットを皮切りに、ファーストアルバムの販売量“100万枚記録”も目前だ。国内外での爆発的な人気を確認しながら特別な1年を送った。名実共に音盤キングだ」と伝えた。
▼EXOの巨大なファン層はどうしたら形成可能か
専門家が見るEXO人気の実体は何か。EXOはSMが多くの試行錯誤の末に誕生させた「完成品」という評価だ。従来のアイドルの次元を跳び越えたメンバーの能力に、SMエンターテインメントの専門化された企画力が加わり最強のファン層が形成されたという。
作曲家トライバクは「SMの場合、歌手によって音楽的な特徴は異なるが、EXOの場合は大衆的にアプローチしていこうというニュアンスが強い。上半期の最大ヒット曲『Growl』の場合も、ジャスティン・ビーバーと音楽作業をともにしたシン・ヒョクと外国人作曲家が曲を書いた」と伝えた。続いて「メンバーも歌とパフォーマンスが“脱アイドル級”だ。従来のアイドル水準から一層進化した」と説明した。
音楽評論家カン・テギュは、EXOの人気について「東方神起以来、10代層のファンをどうやって充足するかか課題だった。ソ・テジ、H.O.T、東方神起、BIGBANGに続くスーパースターが必要だったが、その期待を埋めたのがEXOだった」と紹介した。続いて「SMのファン層を管理するシステムもかなり発展した。10代のコンテンツを企画して消費させる正確な方法をよく知って動いている」と伝えた。
あるレコード企画会社の代表は、EXOのレコード販売力について「40万枚の予約注文があったというのは驚くべき数値だ。先輩グループのファン層を超えた。音盤市場は依然として不況だが、贈り物用にCDを買おうとしたファン層が動いた結果ではないか。アルバムをリリースするたびに、通常盤とリパッケージ盤を別に出すほか、韓国語・中国語アルバムを別に出すマーケティング戦略も功を奏した結果だ」と解説した。
EXOの快進撃はどこまで? 東方神起・Super Juniorと比較すると…(1)
この記事を読んで…