北朝鮮は記録映画『偉大な同志』で張成沢を3つの方法で削除した。張成沢の姿が見えないよう場面を入れ替えたり、同じ場面を拡大して張成沢が画面からはみ出るように消した。もう一つの方法は、張成沢をすべてのカットから一つひとつ削除する方法だ。時間が最も長くかかるこの方法は、上の写真のように張成沢が人の真ん中に登場し、前の2つの方法では削除できない場合に使用される。下の写真は画面を拡大し、張成沢をはみ出るようにする方法を使った。金正恩の軍関連活動を入れて朝鮮中央テレビが放送したこうした場面の正確な撮影時点と場所は把握されていない。(写真=統一部)
チェ・ビョンソプ情報状況室長は8日、「編集機のズームイン(拡大)機能で隣の席の張成沢を抜いたり、まったく違う映像に取り替える形で消している」と説明した。権力の核心から追い出された張成沢の墜落が確認される部分だ。先月下旬、張成沢の部下2人を公開処刑した後続措置でもある。もう「失脚説」や「可能性が高い」という言葉で慎重に分析する必要はないという声も出ている。「張成沢事態は予想以上」(統一部当局者)という意味だ。
「1号映像」から消えた張成沢…再起は難しく(2)
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