「もちろんチョ・スンウさんが1等だ。チョン・ソンファさんも非常に演技が上手だ。実力だけ見れば私は10本の指にも入らない。あえて言うなら人気だけ1位?」
「今や大韓民国のナンバーワン・ミュージカル俳優ではないか」という問いに対するキム・ジュンス(27)の返事だ。JYJというアイドルスターを越えてミュージカル俳優として確固たる地位を築いたキム・ジュンス。2010年初め『モーツァルト!』でデビューしたキム・ジュンスは、今や韓国ミュージカルのアイコンとなった。「チケットオープン5分で2万席が完売」という前代未聞の興行パワーを誇示し、初のランニングギャランティー(注)・ミュージカル俳優として数千万ウォンの出演料を受け取っている。新人賞・人気スター賞を越えて主演男優賞(2012年韓国ミュージカル大賞)まで受賞した。デビュー4年で人気と実力を同時に手中に収めたといえる。
◆チョ・スンウやチョン・ソンファに比べて実力はまだ…
5日、キム・ジュンスに会った。キム・ジュンスは16日からソウル世宗(セジョン)文化会館大劇場で開演する『 DECEMBER(ディセンバー):終わらない歌 』(演出チャン・ジン)に出演する。
歌手キム・グァンソクの歌で構成した創作ミュージカルだ。
--出演を決めた契機は。
「キム・グァンソクだ。他には特にこれといってない。『12月』という歌を聞いてとにかくやることを決めた。一時代を代表し、象徴する歌客を自分の歌声で伝えることに対する戦慄みたいな…そういったものがあった」
--キム・グァンソク歌はどうなのか.
「ミュージカルでは編曲も多く曲の部分部分を分けて歌っているので、全て合わせると10曲ほど歌っているのではないだろうか。特に第1幕の最後に『苦しすぎる恋は愛ではなかったんだ』を歌う時は胸が熱くなる。数日前、練習室では鼻水まで出てきてスタッフに対してバツの悪い思いをした。自分でもなぜそうなったのかよく分からない。それがキム・グァンソクなのかもしれない」
--キム・グァンソクとは声音も違えば時代背景も1980年代と過去の話だ。違和感はないか。
「大学キャンパスの場面が幾つも出てくる。MT(合宿)に行ったりサークル活動をしたりするといったことを舞台で初めてする。未経験のことなので、面白いなと思いながら没頭することだろう。私はキム・グァンソクさんと声色は違うし、その凄みや深さには遠く及ばない。誰にも真似ができない自分だけのスタイルで、キム・ジュンスがやれる姿でベストを尽くすだけだ。正々堂々と舞台と向き合う、といえばいいだろうか。その代わりに作品の中で演じる“ジウク”は今までのミュージカルのうちで一番私らしい配役だ」
注:作品の興行成績によって出演料を受け取ること。
JYJキム・ジュンス、『ディセンバー』の主役で登場…アイドルからミュージカルスターへ(2)
「今や大韓民国のナンバーワン・ミュージカル俳優ではないか」という問いに対するキム・ジュンス(27)の返事だ。JYJというアイドルスターを越えてミュージカル俳優として確固たる地位を築いたキム・ジュンス。2010年初め『モーツァルト!』でデビューしたキム・ジュンスは、今や韓国ミュージカルのアイコンとなった。「チケットオープン5分で2万席が完売」という前代未聞の興行パワーを誇示し、初のランニングギャランティー(注)・ミュージカル俳優として数千万ウォンの出演料を受け取っている。新人賞・人気スター賞を越えて主演男優賞(2012年韓国ミュージカル大賞)まで受賞した。デビュー4年で人気と実力を同時に手中に収めたといえる。
◆チョ・スンウやチョン・ソンファに比べて実力はまだ…
5日、キム・ジュンスに会った。キム・ジュンスは16日からソウル世宗(セジョン)文化会館大劇場で開演する『 DECEMBER(ディセンバー):終わらない歌 』(演出チャン・ジン)に出演する。
歌手キム・グァンソクの歌で構成した創作ミュージカルだ。
--出演を決めた契機は。
「キム・グァンソクだ。他には特にこれといってない。『12月』という歌を聞いてとにかくやることを決めた。一時代を代表し、象徴する歌客を自分の歌声で伝えることに対する戦慄みたいな…そういったものがあった」
--キム・グァンソク歌はどうなのか.
「ミュージカルでは編曲も多く曲の部分部分を分けて歌っているので、全て合わせると10曲ほど歌っているのではないだろうか。特に第1幕の最後に『苦しすぎる恋は愛ではなかったんだ』を歌う時は胸が熱くなる。数日前、練習室では鼻水まで出てきてスタッフに対してバツの悪い思いをした。自分でもなぜそうなったのかよく分からない。それがキム・グァンソクなのかもしれない」
--キム・グァンソクとは声音も違えば時代背景も1980年代と過去の話だ。違和感はないか。
「大学キャンパスの場面が幾つも出てくる。MT(合宿)に行ったりサークル活動をしたりするといったことを舞台で初めてする。未経験のことなので、面白いなと思いながら没頭することだろう。私はキム・グァンソクさんと声色は違うし、その凄みや深さには遠く及ばない。誰にも真似ができない自分だけのスタイルで、キム・ジュンスがやれる姿でベストを尽くすだけだ。正々堂々と舞台と向き合う、といえばいいだろうか。その代わりに作品の中で演じる“ジウク”は今までのミュージカルのうちで一番私らしい配役だ」
注:作品の興行成績によって出演料を受け取ること。
JYJキム・ジュンス、『ディセンバー』の主役で登場…アイドルからミュージカルスターへ(2)
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