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韓国の「キムチ作り文化」、ユネスコ無形遺産登録(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

キムチ作り文化のユネスコ人類無形遺産登録を記念して5日、ソウル景福宮で「2013大韓民国キムチ文化祭」が開かれた。開幕行事として韓国8道、各地域の名物キムチを王と王妃に捧げる進上式が再現された。

韓国の代表的な食文化である「キムチ作り文化(Kimjang:Making and Sharing Kimchi)」がユネスコ人類無形遺産に登録された。

文化財庁は5日アゼルバイジャン共和国の首都、バクーで開かれている第8次ユネスコ無形遺産委員会でキムチ作り文化の人類無形遺産登録が最終決定されたと発表した。これに伴い、韓国は「宗廟祭礼および宗廟祭礼楽」(2001)、「カンガンスレ」(2009)、「アリラン」(2012)等に続き合計16個の人類無形遺産を保有することになった。

キムチ作り文化の人類無形遺産登録を契機に若い層が重要視していないキムチ作り文化をより活性化するための多様な政策が必要だという意見が出てきている。


◆なぜキムチ作り文化なのか――今回、ユネスコ人類無形遺産目録に名前を上げたのは「キムチ」でなく「キムチ作り文化」だ。ユネスコは10月、韓国文化財庁が「『キムチとキムチ作り文化』の人類無形遺産登録が確実視される」という資料を発表するとすぐに「人類無形遺産に登録されるのはキムチでなくキムチ作り文化」という指摘もした。

ユネスコは無形遺産の商業的利用を極度に警戒している。2010年に登録された「フランスの美食」「地中海料理文化」等の場合も、特定の料理でなく食の礼節や調理法を含んだ料理を取り巻く「文化」が登録対象であることを強調している。

ユネスコは今回の審査でキムチ作りが韓国で色々な世代にかけて現在まで伝承されているという点を高く評価した。隣人と分かち合いの情を確認すると同時に韓国人というアイデンティティと所属感を形成するのに重要な役割をしているという評価だ。

農協経済研究所が調査した「2013年消費者キムチ作り計画」によれば、今年も70%に近い家庭が家で直接キムチを漬けたり家族が越冬用キムチを分け合って食べる計画だと答えた。キムチ作りが大多数の家庭の重要な行事につながっているということだ。登録申込書作成に参加した韓国外国語大学国際学部パク・サンミ教授は「今回の登録を契機にキムチ作りが単純な料理でなく民族の大切な伝統が込められた意味ある行事という認識が広がるように願う」と話した。



韓国の「キムチ作り文化」、ユネスコ無形遺産登録(2)

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