両国は現在、交易中の大多数品目についての関税を豪州は5年以内に、韓国は8年以内に撤廃することで合意した。豪州とのFTAで最も大きい収穫は、輸出の主な品目である自動車とテレビ・冷蔵庫といった家電製品、電気機器、一般機械の大部分に賦課される関税(5%)を直ちに撤廃するという点だ。自動車部品も3年以内に撤廃する。自動車関税をすぐに撤廃する条件でFTA交渉が妥結したのは今回が初めてだ。また、コメや粉ミルク・果物・大豆・ジャガイモといったデリケートな品目は開放対象から除外した。
投資家・国家訴訟制度(ISD)も導入した。ISDはFTA締結国が協定上の義務や投資契約を破って投資家が損害を受けた時に、該当政府を相手に国際仲裁を申請できるようにする制度だ。
投資家・国家訴訟制度(ISD)も導入した。ISDはFTA締結国が協定上の義務や投資契約を破って投資家が損害を受けた時に、該当政府を相手に国際仲裁を申請できるようにする制度だ。
この記事を読んで…