不動産ファンドの純資産が過去最大水準に増え23兆ウォンを超える勢いだ。
韓国金融投資協会が先月29日に明らかにしたところによると、先月末現在の不動産ファンドの純資産は22兆8630億ウォン(約2兆2052億円)となった。過去1カ月だけで4630億ウォンが増えた。9月に入り純資産増加幅は200億ウォン台にとどまったが、先月は再び大きく増えた。不動産ファンドの純資産総額は2月に19兆9080億ウォンを記録してから毎月過去最大記録を更新している。3月に20兆3830億ウォンで初めて20兆ウォンを超え、6月に21兆ウォン、8月に22兆ウォンを超えた。
だが、現在不動産ファンドは利回りだけ見ると大きく魅力的な成果を出せずにいる状況だ。ファンド評価会社のFnガイドによると、今年に入ってこれまで韓国の不動産に投資した国内不動産ファンドは平均14.88%の損失を記録している。資金流出が止まらない国内株式型ファンドの利回り0.83%より大きく落ちる水準だ。
海外不動産ファンドの事情はこれよりはましな方で、同じ期間に平均5.79%の利回りを上げている。設定額10億ウォン以上の23種類の海外不動産ファンドのうち利回りがマイナスとなっているファンドは2種類にすぎない。
特に日本不動産ファンドの利回りが最も良かった。日本のリート再間接商品(ファンド数3)の利回りは27.54%に達した。同じ期間にアジア・太平洋不動産ファンド(ファンド数5)の利回りは14.57%だった。ハナ大投証券のイ・ソンギ次長は、「最近日本の景気回復動向が目立ち日本不動産関連ファンドの利回りが他の地域を圧倒したもの」と説明した。
ファンドごとに明暗が分かれてもいる。設定額が1500億ウォンを超える「ダオルランドチップ不動産投資信託1」の年初からの利回りは7.44%だ。もちろん「ハナUBSクラスワン特別資産投資信託3ClassC1」のように年初から56%もマイナスとなった不動産ファンドもある。「KBウェリアン不動産8ファンド」の場合、設定額が10億ウォン台水準と規模が小さいおかげで利回りが181.77%に達している。サムスン証券のオム・セウォン課長は、「全般的に不動産投資に対し肯定的に見る人が多くなっている。最近は期待利回り年6%台の不動産ファンドを販売したが資金が順調に集まっている」と話した。
不動産ファンドを単純に年初からの利回りでだけ見るのではなく、償還利回りの概念で確認すべきとの指摘も出る。償還利回りとはファンド清算時に返金される金額を基準として投資利回りを推算した概念だ。不動産ファンドは一般ファンドと違いファンド償還時期に建物売却にともなう不動産価格の変動により追加で収益を上げることもでき、反対に損失を出すこともある。償還利回りが重要な指標と評価される理由だ。
今月初めにファンド評価会社のゼロインが分析したところによると、償還された570種類の不動産ファンドのうち308種類のファンドが年換算5~10%の償還利回りを上げたことがわかった。10~30%の償還利回りを上げたファンドは83種類だった。(中央SUNDAY第351号)
韓国金融投資協会が先月29日に明らかにしたところによると、先月末現在の不動産ファンドの純資産は22兆8630億ウォン(約2兆2052億円)となった。過去1カ月だけで4630億ウォンが増えた。9月に入り純資産増加幅は200億ウォン台にとどまったが、先月は再び大きく増えた。不動産ファンドの純資産総額は2月に19兆9080億ウォンを記録してから毎月過去最大記録を更新している。3月に20兆3830億ウォンで初めて20兆ウォンを超え、6月に21兆ウォン、8月に22兆ウォンを超えた。
だが、現在不動産ファンドは利回りだけ見ると大きく魅力的な成果を出せずにいる状況だ。ファンド評価会社のFnガイドによると、今年に入ってこれまで韓国の不動産に投資した国内不動産ファンドは平均14.88%の損失を記録している。資金流出が止まらない国内株式型ファンドの利回り0.83%より大きく落ちる水準だ。
海外不動産ファンドの事情はこれよりはましな方で、同じ期間に平均5.79%の利回りを上げている。設定額10億ウォン以上の23種類の海外不動産ファンドのうち利回りがマイナスとなっているファンドは2種類にすぎない。
特に日本不動産ファンドの利回りが最も良かった。日本のリート再間接商品(ファンド数3)の利回りは27.54%に達した。同じ期間にアジア・太平洋不動産ファンド(ファンド数5)の利回りは14.57%だった。ハナ大投証券のイ・ソンギ次長は、「最近日本の景気回復動向が目立ち日本不動産関連ファンドの利回りが他の地域を圧倒したもの」と説明した。
ファンドごとに明暗が分かれてもいる。設定額が1500億ウォンを超える「ダオルランドチップ不動産投資信託1」の年初からの利回りは7.44%だ。もちろん「ハナUBSクラスワン特別資産投資信託3ClassC1」のように年初から56%もマイナスとなった不動産ファンドもある。「KBウェリアン不動産8ファンド」の場合、設定額が10億ウォン台水準と規模が小さいおかげで利回りが181.77%に達している。サムスン証券のオム・セウォン課長は、「全般的に不動産投資に対し肯定的に見る人が多くなっている。最近は期待利回り年6%台の不動産ファンドを販売したが資金が順調に集まっている」と話した。
不動産ファンドを単純に年初からの利回りでだけ見るのではなく、償還利回りの概念で確認すべきとの指摘も出る。償還利回りとはファンド清算時に返金される金額を基準として投資利回りを推算した概念だ。不動産ファンドは一般ファンドと違いファンド償還時期に建物売却にともなう不動産価格の変動により追加で収益を上げることもでき、反対に損失を出すこともある。償還利回りが重要な指標と評価される理由だ。
今月初めにファンド評価会社のゼロインが分析したところによると、償還された570種類の不動産ファンドのうち308種類のファンドが年換算5~10%の償還利回りを上げたことがわかった。10~30%の償還利回りを上げたファンドは83種類だった。(中央SUNDAY第351号)
この記事を読んで…