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<サッカー>U-20W杯開催地発表D-8、韓国招致の可能性は?

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版
鄭夢奎(チョン・モンギュ)大韓サッカー協会長(51)が世界を駆け回っている。2017年に開催される国際サッカー連盟(FIFA)U-20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)の招致のためだ。U-20W杯はFIFA主管大会のうち成人W杯に次いで歴史が長い。1977年のチュニジア第1回大会から、2年ごとに開催されている。1983年にパク・ジョンファン監督がメキシコで4強神話を築き、レッドデビルの名前を世界にとどろかせた大会だ。ディエゴ・マラドーナ(53)、リオネル メッシュ(26、以上アルゼンチン)、ティエリ・アンリ(36、フランス)など特級スターの登竜門でもあった。

開催地は来月6日にブラジルで開催されるFIFA執行委員会で、執行委員25人の投票によって決定される。韓国を含む12カ国がU-20W杯招致競争に飛び込んだ。アジアのサウジアラビア・バーレーン、欧州のイングランド・フランス・ポーランド・ウクライナ・トルコ・アゼルバイジャン・アイルランド、北中米のメキシコ、アフリカの南アフリカが競争相手だ。このうちイングランド・アゼルバイジャン・メキシコが韓国とともにビッグ4に挙げられる。

大韓サッカー協会は「25人の投票だけで決定されるため最後まで安心することはできない」と慎重な姿を見せているが、サッカー界では「韓国が招致する可能性が非常に高い」と期待している。メキシコはFIFA総会の招致をより重視し、一歩遅れて加わったアゼルバイジャンは2024年夏季オリンピック(五輪)招致にも力を注いでいるという。サッカー宗主国のイングランドは今回の挑戦を、1966年W杯以来2度目の成人W杯招致のための名分として活用するという分析もある。


招致に成功すれば、韓国は2001年のコンフェデレーションズカップ、2002年の韓日W杯、2007年のU-17W杯に続き、FIFAが主管する4大男子サッカー大会をすべて開催するグランドスラムを達成する。

今年1月に大韓サッカー協会の首長となった鄭夢奎会長は「韓国サッカーの国際外交力を強化する」という公約を掲げた。鄭夢準(チョン・モンジュン)大韓サッカー協会名誉会長(62)が2011年FIFA副会長選挙で落選した後、韓国は国際的な流れから遅れをとり始めた。U-20W杯の招致推進は、国際サッカー界に鄭会長の顔を知らせ、韓国サッカー外交力を高める機会となった。

鄭会長は飛行機でわずかに睡眠を取る0泊3日の日程で米国を訪問するなど、世界を駆け回りながら、ほとんどのFIFA執行委員に会った。14日にはスイス・チューリヒFIFA本部でブラッターFIFA会長(77)と会い、招致申請書と開催協約書を伝えた。

無分別な国際スポーツイベント招致は得より損失が多いという批判の声もあるが、文化体育観光部もサッカー協会のU-20W杯招致努力は模範的な事例に選んでいる。国庫支援を受けずに大会を開催するという計画を立てたからだ。サッカー協会は2002年W杯当時に建設したインフラを積極的に活用し、大会予算を120億-150億ウォン水準に低めた。30億-40億ウォンほどのFIFA支援金とサッカー協会の財源で大会を開催する方針だ。

先月、ソウルと水原・仁川・大田・蔚山・浦項・全州・済州・天安の9つの地方自治体から開催申請を受けた。新任の金鍾(キム・ジョン)文化体育観光部第2次官は22日、「すでにあるW杯競技場を活用し、積極的に収益を生み出そうという努力が目を引く」と支持を表した。

韓国が掲げたスローガンは「クリーンW杯」だ。八百長や賄賂、人種差別がないクリーンな大会にするという意志だ。大陸別循環開催原則が崩れたが、2003年アラブ首長国連邦(UAE)大会以来、久しぶりにアジアで開催する時期になったという点、これに先立ちFIFA3大大会を成功させた点も強調している。

ジェロム・バルケFIFA事務総長は「韓国が今回の申請国のうち最も強力な開催地候補の一つ」と評価した。ブラッター会長は「2007年U-17W杯を開催した韓国が2017年にまた挑戦する。韓国は7という数字と縁があるようだ」とリップサービスをした。

鄭会長は「2002年W杯は日本と共同開催したが、今回は韓国の単独開催であり、特別な意味がある」と期待をかけている。



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