日産のスーパーカー「GT-R」のエンジンを組み上げる4人の匠が横浜工場内の作業場に集まった。塩谷泉さん、黒澤工さん、牛頭信光さん、大山恒美さん(左から)の経歴をすべて足すと100年を超える。(写真=韓国日産)
21日の日産横浜工場。10坪ほどの作業室で黒澤工さん(53)は静かだが重みを感じる声で説明を続けた。黒澤さんの前には組み立て中のVR38ツインターボエンジンが搭載されていた。日産の技術力を代表する“スーパーカー”GT-Rの心臓となるエンジンだ。
GT-Rはポルシェに勝つという野心に満ちた計画の下で開発された日産と日本自動車業界の代名詞格のスポーツカーだ。545馬力の出力を誇るこの車両のエンジンは、機械ではなく一つ一つ手作業で組み立てられる。
誰でもできるわけではない。日産でこのエンジンを組み立てることができるのはわずか4人。黒澤さんと部屋の中に立っていた塩谷泉さん、牛頭信光さん、大山恒美さんがその主人公だ。
4人は組み立てラインの一般職員とは違う名前で呼ばれる。匠だ。匠とは、一つの分野で長く仕事をしながら優れた実力を獲得した人に対する一般的な尊称だ。しかし日産で匠は一般職員と区別される「技術匠人」を称する実質的な職責として存在する。4人はエンジン分野の匠だ。
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