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【中央時評】米国、またアジアに戻る(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国の観測通は恐らく過度に簡略だと思うかもしれないが、ライス補佐官が提示した北朝鮮への対応策も積極的だ。ライス補佐官は「我々の最も緊急な安保目標の一つは、北朝鮮の核とその他の大量破壊兵器(WMD)プログラムの脅威を減少させることだ」と述べ、全般的な接近というフレームを提示した。交渉はその後でも可能と提示され、「誠意があり信頼できる」場合にのみ受け入れられると話した。脅威の減少に対する強調は、北朝鮮が選択する二者択一の選択肢でよく聞かれた原則の強調よりもはるかに実用的な接近法だ。二者択一の一つは完全な非核化で、もう一つは北朝鮮のさらなる孤立だった。対話は効果があるかもしれず、効果がない(その可能性がより大きい)かもしれないが、その間すべての方策を総動員し、北朝鮮プログラムに対する実質的な脅威を最小化しなければならないだろう。

ライス補佐官はこうした核心を取り上げたとみられる。ライス補佐官は「避けられない競争の管理」の重要性を強調した。中国のサイバースパイ行為に注目し、中国も環太平洋経済連携協定(TPP)の恩恵を享受できるという信号を送った。また、中国が法と人権、宗教の自由と民主主義的原則を尊重するよう一緒に仕事をすることを強調するのに相当な時間を割いた。

最後に、経済分野に関しライス補佐官は「この地域での最も重要な経済的目標はTPPを締結し、議会の承認を得ることにある」と強調した。貿易促進権限(TPA)立法を終わらせ、来年4月にアジアを訪問してこそ、オバマ大統領の歴訪は成功するだろう。


ライス補佐官はオバマ大統領が来年4月、どの国を訪問するかは明確にしなかった。10月に行けなかったマレーシアとフィリピンに続き、日本を国賓訪問するというのが一般的な観測だ。これは最後の訪問国として韓国を選ぶのによい日程だ。

マイケル・グリーン米戦略国際問題研究所(CSIS)上級副所長/ジョージタウン大教授



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