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韓国女性芸能人のプロポフォール投薬…美容・整形目的でも300~400回は「過度」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

上から女優のイ・スンヨン、チャン・ミイネ、パク・シヨン。

25日、ソウル瑞草洞(ソチョドン)のソウル中央地方裁判所の法廷入り口。別名「牛乳注射」と呼ばれる睡眠誘導剤プロポフォールを違法投薬した容疑で起訴された女優たちは、1審宣告公判直後に殺到したカメラの洗礼が耐えられないようだった。なじんでいたはずのスポットライトだったが、この日だけは例外だった。数十人の取材陣が「心境を話してほしい」と追いかけたが返事さえしなかった。チャン・ミイネ氏(29)は頭を下げたまま一言も話さず自分の車に乗った。イ・スンヨン氏(45)は「非常に心配をかけて申し訳ありません」と短く話した。パク・シヨン(34、実名パク・ミソン)氏は取材陣をこっそり避けて去った。

ソウル中央地方裁判所刑事9単独のソン・スジェ部長判事は、麻薬類管理法違反などの容疑で起訴されたチャン氏など3人に対してそれぞれ懲役8カ月に執行猶予2年を宣告した。チャン氏には550万ウォン(約53万円)、イ氏とパク氏にはそれぞれ405万ウォンと370万ウォンの追徴金を別途賦課した。

ソン部長判事は、チャン氏らが手術や治療を言い訳にプロポフォールの投薬を受けたと判断した。美容や治療目的というにはあまりに手術回数が多く、似たような手術の重複回数が多いという理由からだ。チャン氏の場合、合計449回のプロポフォール投薬を受けた。この中にはプロポフォールが向精神性医薬品(向精神薬)と指定された2011年2月1日以降に投薬した95回も含まれている。イ氏もボトックス手術などを受けながら6年間で320回以上の投薬を受けた。パク氏も最低4年間で400回以上の投薬を受けた。検察は2011年2月1日以降の投薬回数だけを基準として彼女らを起訴したが、全体の投薬回数を見ると治療目的というよりは中毒症状を見せていたと判断した。ソン部長判事は「芸能人という特殊性のために皮膚管理や整形・美容目的の投薬が多いという点を十分に考慮しても、これは過度に多い」として「同じ手術を同じ日に色々な病院を転々としながら受けるなど中毒性が十分に疑われる」と説明した。


ただしプロポフォールが向精神薬に指定されるかなり以前から投薬を受けていたため、以前から依存性になっていた可能性が高かった点などを考慮して実刑宣告はなかった。

一方、彼女らにプロポフォールを違法投与した容疑で共に起訴された医師のA氏(46)ら2人は、それぞれ懲役1年6カ月に執行猶予2年が宣告された。彼らには追徴金910万~1196万ウォンおよび罰金300万ウォンも宣告された。



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