抑え投手・呉昇桓(オ・スンファン、31、サムスン)の米メジャー進出は不発となる雰囲気だ。日本をたどらず韓国プロ野球からメジャーに進出する最初の抑え投手になると期待されたが、状況は厳しい。
日本のスポーツニッポンは21日、「呉昇桓の身分照会を要請したチームは阪神」とし「身分照会は獲得交渉の本格化を意味し、近日中に中村勝広GM(64)ら担当者が韓国に渡り、今月中の契約成立を目指す」と報じた。続いて「契約金、年俸、移籍金を含め、総額9億円の巨額契約となりそうだ」と伝えた。契約条件に変動はあるとしても、移籍先は阪神に固まった雰囲気だ。
これに先立ち韓国野球委員会(KBO)は20日、「19日午後に日本プロ野球機構(NPB)事務局から、呉昇桓に対する身分照会の要請を受けた」と発表した。身分照会は海外の球団が韓国の選手を迎え入れる前に踏む事前手続きだ。
呉昇桓は当初、日本・メジャーのツートラック戦略でいくつかのチームと接触した。今月初め呉昇桓の代理人は「(関心を見せているところが)米国と日本を合わせて12球団ほどある」と語った。しかし状況からみて、メジャー球団は呉昇桓に関心を見せながらも積極的でなかった可能性が高い。
最も大きな理由は金額だ。呉昇桓は大卒選手FA(フリーエージェント)資格(8シーズン)を取得し、国内の他球団への移籍は自由だが、海外進出には資格(9シーズン)が1年残っているため球団の同意があってこそ可能だ。したがって日本行きには移籍料が発生し、メジャーに進出する場合はポスティングシステム(公開入札)を通さなければならない。
日本現地で話が出ている、移籍料を含めた総額9億円は100億ウォンに近い金額だ。呉昇桓を起用するのに1シーズンに50億ウォンほど支払わなければならないということだ。これはメジャーリーグでも抑え投手に投資するのをためらう金額だ。昨年51セーブをマークしてアメリカンリーグのセーブ王となったジム・ジョンソン(ボルティモア)は、今年の年俸が650万ドル(69億ウォン)だった。48セーブのフェルナンド・ロドニー(タンパベイ)は250万ドル(27億ウォン)だ。
結局、呉昇桓が年俸で大きく譲歩しなければ実現しない状況だった。さらに抑え投手での起用が保証されやすいのも米国ではなく日本だった。
日本のスポーツニッポンは21日、「呉昇桓の身分照会を要請したチームは阪神」とし「身分照会は獲得交渉の本格化を意味し、近日中に中村勝広GM(64)ら担当者が韓国に渡り、今月中の契約成立を目指す」と報じた。続いて「契約金、年俸、移籍金を含め、総額9億円の巨額契約となりそうだ」と伝えた。契約条件に変動はあるとしても、移籍先は阪神に固まった雰囲気だ。
これに先立ち韓国野球委員会(KBO)は20日、「19日午後に日本プロ野球機構(NPB)事務局から、呉昇桓に対する身分照会の要請を受けた」と発表した。身分照会は海外の球団が韓国の選手を迎え入れる前に踏む事前手続きだ。
呉昇桓は当初、日本・メジャーのツートラック戦略でいくつかのチームと接触した。今月初め呉昇桓の代理人は「(関心を見せているところが)米国と日本を合わせて12球団ほどある」と語った。しかし状況からみて、メジャー球団は呉昇桓に関心を見せながらも積極的でなかった可能性が高い。
最も大きな理由は金額だ。呉昇桓は大卒選手FA(フリーエージェント)資格(8シーズン)を取得し、国内の他球団への移籍は自由だが、海外進出には資格(9シーズン)が1年残っているため球団の同意があってこそ可能だ。したがって日本行きには移籍料が発生し、メジャーに進出する場合はポスティングシステム(公開入札)を通さなければならない。
日本現地で話が出ている、移籍料を含めた総額9億円は100億ウォンに近い金額だ。呉昇桓を起用するのに1シーズンに50億ウォンほど支払わなければならないということだ。これはメジャーリーグでも抑え投手に投資するのをためらう金額だ。昨年51セーブをマークしてアメリカンリーグのセーブ王となったジム・ジョンソン(ボルティモア)は、今年の年俸が650万ドル(69億ウォン)だった。48セーブのフェルナンド・ロドニー(タンパベイ)は250万ドル(27億ウォン)だ。
結局、呉昇桓が年俸で大きく譲歩しなければ実現しない状況だった。さらに抑え投手での起用が保証されやすいのも米国ではなく日本だった。
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