朴槿恵(パク・クネ)大統領の演説が終わった18日午前10時40分ごろ、国会本庁前で民主党の姜ギ正(カン・キジョン)議員ともみ合いになった警察警護隊の巡査が口から血を流している。この巡査は、本庁前に駐車してあった青瓦台(チョンワデ、大統領府)警護室バスを足で蹴った姜議員を制止したところ、姜議員の後頭部に顔面をぶつけて負傷した。右側は演説を終えた朴大統領が挨拶を求めた際、座ったまま握手をしている民主党のキム・ユンドク議員。
◆「経済回復の火種は生かし続けなければ」=朴大統領は最近好調傾向を示している経済でアクセルを踏み込んで経済成長の温もりが底辺まで広がり庶民の体感景気を高めるために国会の協力を訴えた。朴大統領は、「最近経済成長率が2四半期連続で1%台に上がり、就業者数は3カ月連続で40万人以上増えた。しかしいまやっと火種がついただけだ。このモーメンタムを生かすことがとても重要だ」と強調した。続けて「来年度予算案は景気回復傾向を確実に生かすために経済活性化と雇用創出に最大の重点を置いた」と話し、▼ベンチャー・創業生態系作りと創造経済タウン▼規制緩和▼階層に合わせた雇用▼経済民主化成果などを説明した。さらに「経済活性化と雇用創出に国会と政府、与党と野党の区別はありえない。みんなが一緒に力を集めなければならない」と呼びかけた。国会に足を引っ張られている▼外国人投資促進法案▼観光分野投資活性化法案▼住宅市場正常化に向けた住宅関連法案▼創造経済実現に向けた中小企業創業支援法案などの早急な国会通過を強調した。
朴大統領はこの法案が、「国民、特に青年たちに希望を与えるための法案だ。今回の通常国会でこれらの法案が必ず通過できるよう協力してくれることを丁重にお願いする」と述べた。
朴槿恵大統領の施政方針演説、国政構想全般を見ると…(2)
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