李青竜は15日、ソウルワールドカップ(W杯)競技場で行われたスイスとの親善試合で、1-1の後半42分、決勝ヘディングゴールを決めた。李根鎬(イ・グノ、尚州尚武)がゴール前左側から上げたクロスに対し、李青竜はふわりと浮くようにジャンプし、ヘディングでゴールネットを揺らした。李青竜がAマッチで最後にゴールを決めたのは、ウルグアイとの南アフリカW杯16強戦(1-2負、2010年6月)。李青竜のゴールで韓国(56位)は国際サッカー連盟(FIFA)ランキング7位のスイスを2-1で降し、貴重な勝利をつかんだ。2006年ドイツW杯での敗戦(0-2)も雪辱した。洪明甫(ホン・ミョンボ)監督は就任後3勝3敗3分けとなった。
主将の具滋哲(ク・ジャチョル、ヴォルフスブルク)がけがで抜けると、洪明甫監督はためらわず李青竜を主将に選んだ。李青竜は前に出ることを嫌がる性格だが、チームメートの信頼は厚い。謙虚な性格でいつも黙々と自分の役割を果たすからだ。チェ・ガンヒ前監督は李青竜について「監督が釣りに行っていても自分できちんとする選手」と評価した。