韓国を代表するギターリスト3人に13日、世界的なギターブランド「フェンダー」の職人が特別製作したカスタムメイドギターが贈呈された。左からシン・デチョルさん、フェンダーマーケティング総括のエルドリードさん、キム・ドギュンさん、キム・モクギョンさん。
3人は13日(現地時間)、米カリフォルニア州コロナにあるフェンダー本社で、自分のために特別製作されたカスタムシグネチャーギターを受けた。フェンダーが世界で屈指のギターリストを対象に行う「フェンダーインターナショナルアーティストショーケース」に選ばれた3人は、香港のポール・ウォン(黄貫中)さん、台湾のストーンさんとともに招待された。
2009年に韓国ロックの“大物”シン・ジュンヒョンさん(75)が韓国人では初めてフェンダーの特殊製作ギターを受けている。シン・デチョルさんはシン・ジュンヒョンさんの息子だ。
シン・デチョルさんらはフェンダー側の要請で、数カ月前に各自が望むギターの仕様やデザインを伝えたという。フェンダーの職人はその注文を反映させて“夢のギター”製作した。贈呈式でフェンダー本社のマーケティング総括マイク・エルドリードさんはギターについて詳しく説明した。
以前からフェンダーのギターで演奏してきたという3人は「世の中に一つしかない自分のためのギターを持つというのは、アーティストにとってこの上ない光栄」と口をそろえた。
キム・ドギュンさんは「韓国ロック音楽の地位とギターリストの実力を世界音楽市場が認めたようで感激する」と喜びを表し、キム・モクギョンさんは「長く一緒に過ごしてきたギターのように手に馴染む。ずっと握っていたい」と語った。
シン・デチョルさんは「うれしい。それ以外に言葉はない」と話した後、ギターを高く掲げてエルドリードさんと一緒に「ロックンロール」と叫び、フェンダー関係者たちから歓呼を受けた。贈呈式が終わった後、ポール・ウォンさん、ストーンさんとともにそのギターで演奏をした。
3人は来年初め、このフェンダーのギターで合同公演を行う予定だ。
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