今回の会談では「ユーラシアイニシアチブ」実現に向けた最初のボタンもかけられた。朴大統領は会談後の共同記者会見で、「両首脳は韓国のユーラシア協力強化政策とロシアのアジア太平洋地域重視政策を相互に組み合わせお互いの潜在力を最大限実現することにより両国関係を未来指向的へと発展させていくことにした」と明らかにした。また「今後韓国とロシアが手を組んで新たな未来のユーラシア時代を作って行くことになるだろう」とした。プーチン大統領は続く昼食会で、「朴大統領が主張したアイデアがとても気に入った」と満足感を示した。

両首脳はユーラシアイニシアチブ実現に向けた履行策として、南北とロシアの三角協力事業である北朝鮮の羅津（ナジン）とロシアのハサン間の物流協力了解覚書を締結し、韓国輸出入銀行とロシア対外経済開発銀行が共同で３０億ドル規模の投融資プラットホームを構築して投資リスクを減らす共同投資プラットホーム覚書も結んだ。このほか韓国企業がロシアから液化天然ガス（ＬＮＧ）運搬船１３隻以上を受注し代わりに技術移転を進める造船産業協力、韓国船舶の北極航路活用に向けた極東地域港湾開発協力などでも合意した。またビザ免除協定と文化院設立協定も妥結した。

一方、両首脳は声明に「最近歴史退行的な言動で造成された障害により北東アジア地域の強力な協力潜在力が完全に実現されていないことと関連し共同の懸念を示した」との内容を盛り込み日本の歴史歪曲を警告した。






韓露首脳、「北朝鮮の核・ミサイル路線容認できない」（１）