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中国発の黒い災い…この冬が心配だ=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
中国発の「黒い災い」が韓半島を脅かしている。中国のスモッグの影響で今年はソウルなど首都圏地域でもスモッグ発生が急増したことがわかった。

環境部と国立環境科学院は5日、ソウルなど首都圏地域で粒子状物質(PM10)濃度が1日環境基準値の1立方メートル当たり100マイクログラムを超過した状態で12時間以上持続した事例が今年に入り先月まで19回観測されたと明らかにした。2010年と2011年に各11回、昨年は3回だったことと比較するとスモッグ発生回数は最大6倍に増えたことになる。

今年1月にはソウルの粒子状物質の1日最高汚染度が100マイクログラムを超えた日が6日連続で現れ、100マイクログラムを超えた状態が72時間以上持続したこともあったと環境科学院は説明した。粒子状物質は直径が10マイクロメートル未満の小さな粉じんをいう。


環境科学院のホン・ユドク大気環境研究課長は、「中国の粒子状物質汚染が増加した上に中国の汚染物質が気流に乗ってやってくる事例が多くなった。韓国でも時を合わせ大気が停滞するなど汚染が激しくなる条件がそろったため」と話した。

粒子状物質汚染度が100マイクログラム以上に増加するのは国内汚染のせいもあるが、中国発のスモッグ粒子状物質が増えなければならないということだ。専門家らは韓国の粒子状物質汚染のうち中国発のスモッグが占める比率を30~50%程度とみている。中国は今年52年ぶりにスモッグが最も多く発生したことが把握されている。

このためソウルなど首都圏の粒子状物質汚染度は改善が続いていたが、ややもするとその効果が半減しかねないとの懸念が出ている。ソウルの場合、2007年に粒子状物質の年平均汚染度は1立方メートル当たり61マイクログラムだったが、2010年には49マイクログラムと年間環境基準の50マイクログラムを下回った。昨年は41マイクログラムまで改善された。



中国発の黒い災い…この冬が心配だ=韓国(2)

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