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【コラム】財閥と占い師、そして小説家=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「インターナショナルヘラルドトリビューン」が「インターナショナルニューヨークタイムズ」に表題が変わった直後、この新聞には目を引くコラムが相次いで掲載された。まず21日付。題名は「最高経営責任者が呪術にハマる時(When CEO’s embrace the occult)」で、韓国の財閥が呪術に依存しているという内容だった。意外にも筆者は小説家キム・ヨンハ氏(45)。李箱(イサン)・万海(マンヘ)・同人・黄順元(ファン・スンウォン)文学賞をさらった中堅作家だ。ニューヨークタイムズが国際版新聞の名前を変えて海外影響力を強化するために迎え入れたコラムニストの1人だが、そんな彼のデビュー作をめぐる話が少なくないようだ。「依然として韓国財閥が迷信を信じる傾向があるようだね」「グローバル時代に何のうわさだ、このコラムが国際的恥さらしを呼び起こしたな」…。

22日付コラムはハーバード大学経済学科ラジ・チェティ(Raj Chetty)教授(33)の「そうだ、経済は科学だ(Yes、economics is a science)」。コラムの導入部がおもしろい。「3人の経済学者に1つ質問を投げればそれぞれ違った3種類の答が出てくるだろう。今年のノーベル経済学賞も意見が完全に違うエール大学のロバート・シラー教授とシカゴ大学のユージン・ファーマ教授が共同受賞したし」。チェティ教授は、オバマ大統領が今年初めの年頭教書で言及するほどの代表的な少壮派の学者だ。米国でノーベル経済学賞の次に挙げられている「ジョン・ベイツ・クラーク賞」を今年受賞したのがまさに彼である。

チェティ教授の序盤の指摘のように、経済はどこへ跳ねるかも分からないラクビーボールだ。米国財務部長官とハーバード大学総長を歴任したローレンス・サマーズ教授の有名なジョークがある。


「天国に来たアインシュタイン。続けて入ってくる人々に仕事を与えろとの神の指示を受ける。面接官になったアインシュタインは人々にIQから尋ねる。まず200人。彼らには相対性理論を研究しろと命じる。60人が来るやいなや堪え難い表情のアインシュタイン、来年の為替レートでも予測してみろと言い捨ててしまう」。



禁コラム】財閥と占い師、そして小説家=韓国(2)

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