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「開発途上国も韓国の投資誘致の成功経験を学びたいと思っている」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

世界銀行の本田桂子(52)首席副総裁。

「韓国の成功経験は何よりも強力な“希望の証拠”だ」

世界銀行の本田桂子(52)首席副総裁は、開発途上国が韓国の海外投資を好む理由をこう表現した。12月に予定されている世界銀行ソウル事務所の開所を控えて韓国を訪問した本田首席副総裁は、中央日報とのインタビューで「開発途上国の国々は韓国の成功を知っていて、その経験を学びたいと思っている」とし、「韓国が先進技術をどうやって自分のものにしたのかが開発途上国に主な教訓になるだろう」と述べた。

本田首席副総裁は世界銀行グループ内の国際投資保証機構(MIGA)責任者で、先月任命された人物だ。マッキンゼー日本支社の史上初の女性代表を歴任していた。


--世界銀行の他の組織に比べてMIGAはあまり知られていないが。

「MIGAは開発途上国などの新興経済地域に対する外国人の直接投資を促進し、該当国の経済成長を支援する機構だ。発足後、約100カ国の開発途上国に対して約600のさまざまなプロジェクトを進めてきた。究極的な目標は利益を上げることではなく、開発途上国への投資を通じて全世界の貧困を退治しようというものだ。2011年には水資源公社がパキスタンの水力発電所プロジェクトに参加するなど、韓国企業・政府・金融機関の参加が増加している」

--世界7番目の世界銀行事務所がソウルに設立される。韓国市場が重要な理由は。

「韓国は海外直接投資(FDI)部門で投資額基準アジア4位、世界13位を記録している。数字上で韓国は、すでに海外投資においてMIGAの主要ターゲットだ。今回の韓国訪問で会った企業・金融機関も開発途上国への投資に大きな興味と意志を持っていた。開発途上国の現場に行ってみると、国のいたるところで、テレビ・自動車・スマートフォンだけでなく、韓国が作った発電所も見かけることができる。このような技術専門性が強みとして作用し、開発途上国への投資を通じて双方にとって利益になると信じている」

--開発途上国の現場で直に肌で感じることが多いと思う。

「先月にケニアとコートジボワールに行ってきた。その時出会った少女からの『発電所ができて一番良かったのは夜9時にも勉強ができること』という言葉が胸に響いた。私も16歳の娘を持つ母親だ。MIGA活動によってアフリカに発電所ができ、1人の少女が教育の機会を得られるのであれば、これほどやり甲斐がある仕事はないと思う」

--キム・ヨン世界銀行総裁はどんな人物か。

「立派なリーダーだ。特に、最近彼が大々的に行っている世界銀行内部の構造調整は、キム総裁でなければできないことだ。彼は世界銀行の行政費用を減らしてこれを全世界の貧困層のために投資すると明らかにした」



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