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創業問い合わせが1年で10分の1に、コンビニの生存戦略強化=韓国

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版
急速に増加していたコンビニエンスストアの創業が停滞している。

先月末現在で全国のコンビニエンスストア数は推定2万4978店で、昨年末の2万4559店と大きな差はない。2012年だけで3338店のコンビニ店舗が増えたのと比較すると事実上足踏み状態だ。あるコンビニ業界関係者は25日、「わが社の場合、昨年は1カ月平均で800~900件の創業に関する問い合わせがあったが、今年はその10%にも満たない」と伝えた。副業でコンビニ創業を計画したチン・ソンホさんは最近他の業種を調べているところだ。チンさんは、「コンビニ運営は体力的に大きな負担になる上、すでに市場が飽和状態で創業のタイミングを逃したという助言が多かった」と話した。

新世界流通産業研究所は最近自己分析を通じ、「コンビニ店舗数がすでに飽和状態で、業界内でシェア確保競争がさらに激しくなるだろう」と予想した。


こうした事情のため主要コンビニ企業の競争パラダイムも変わっている。昨年までは店舗数を増やし売り上げ拡大を進める量的競争だったが、今年からは商品競争力を強化する質的競争にシフトする傾向だ。

主な武器はコンビニが自社ブランドで販売するプライベートブランド(PB)商品だ。PB商品開発に最も力を入れているのはセブンイレブンだ。成果も出てきている。同社のPBミネラルウォーターは500ミリリットル入りが500ウォン、2リットル入りが900ウォンで、今年に入り昨年より売り上げが51.7%増えた。600ウォンのアイスバーは価格と品質を前面に出し売り上げが102.3%上がった。一般商品より200ウォンほど安い蜜水も蜂蜜飲料で売り上げ1位だ。

業界トップのCUはPBミルク製品群で強勢だ。この会社は最近牛乳価格上昇の雰囲気の中でも自社のミルク製品群の値段を据え置いている。昨年11月にコンビニ業界最低価格で出した1000ミリリットル2000ウォンの製品の場合、牛乳製品で売り上げ2位を記録している。

GS25は価格を抑えながら量を増やしたPB製品群「偉大な」シリーズを代表商品として出している。「偉大なピザ」の場合、直径18インチ1枚を6等分して販売するが価格は1990ウォンにすぎず人気を集めている。

最近1~2人世帯が増えており、彼らをターゲットにした食品も強化している。実際にCUは今年に入り先月末までで弁当販売が55.2%、レトルト食品販売が39.4%伸びた。セブンイレブンとGS25も弁当売り上げはそれぞれ65.3%と56.7%増えた。コンビニ販売品目のうち弁当をはじめとする簡便食が占める売り上げ比率は30%に達するほどだ。

セブンイレブンでマネジャーを務めるチェ・ミンホさんは、「過去には店舗別でたばこの売り上げが40%ほどを占め圧倒的だったが、最近では若い層を中心に食品と生活必需品の販売が着実に増加している。会社ごとに新製品開発に力を入れているだけに、こうした傾向はさらに加速化するだろう」と話している。(中央SUNDAY第346号)



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