ソン・イェジン(31)
--今回の映画ではひときわ若く見える。スチール写真だけ見ると20代初めのようだ。
「その写真を見て私も驚いた(笑)。とりあえず監督の要求は若く見えるのではなく愛らしくという感じだった。それでわざわざ頭を短く切ってちょっとウェーブを入れてみた」
--最近1年ほどは、初めから休むこともなく仕事だけをしているように見える。
「『タワー』以後はまともに休んだことがない。ドラマ『鮫』の後に1カ月程度余裕があったが、すぐに『海賊』関連のミーティングをして撮影準備を始めた。『共犯』の公開が思ったよりも遅れて『海賊』の撮影と『共犯』の広報時期も重なってしまった。実際、体がつらくなればちょっと休みたい気もする。そのくせ気に入った作品に出会えば仕事欲が出てくる」
--『共犯』のように、執拗にキャラクターの感情を見せる作品は初めてだ。
「その通りだ。映画『白夜行-白い闇の中を歩く-』がサスペンスの性格を帯びていたが、ロマンスのように見える部分も多かったし感情的な部分が強かった。こんな種類のサスペンス映画は『共犯』が初めてだ。感情の幅がこれほど大きいキャラクターを演じたのも初めてだ。数回、感情を爆発させる場面が出てくる。今まで私が演じたキャラクターは概して作品全体で合わせて1、2度感情をさらけ出したが、『共犯』ではそんな大変な感情シーンを5回ぐらい演じなければならなかった。そら怖い気がするほど大変な思いで撮影した」
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