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【反論寄稿】韓国伝統文化と1等国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国伝統文化の再発見に対する本を書いた者としてペ・ミョンボク論説委員の4日付「韓国、もう一つのナンバーワン国?」コラムで引用してくれたことに感謝する。指摘が鋭く多様なアプローチ法の必要性を再確認するという次元で生産的な討論になったと考える。ただコラムで出た指摘と関連し著者として釈明と追加説明が必要と思える。

まず筆者は韓国が1等国に進むだろうと予言しなかったという点を強調したい。筆者の主張は韓国が1等国に進める潜在力があり、これは韓国の伝統文化から簡単に見つけられるということだ。そしてこれをうまく啓発し1等国に跳躍するよう提案したのだ。また、1等国は米国のように超強大国を意味するのではなく、政治・経済・社会・文化的に先進文明を謳歌する模範国を想定し、これを韓国が進むべき道と提案したのだ。特に2013年の大韓民国は先進国グループと開発途上国グループ、中国中心の大陸国家グループと米国中心の海洋国家グループの中間子的な位置にあり、国際社会にさまざまな面で寄与できる特殊条件を備えているという点を説明したのだ。条件は形成されたが韓国人がこれを活用しなければ地位は変わらないことは自明だ。

文化決定論のわな、あるいは人種主義や民族主義に陥る危険があるという懸念もあった。筆者が取り上げたのは韓国文化の優越性ではなく、特徴・長所に対し提案したものだ。韓国の文化が優秀なので自動的に韓国が1等国になるという考えは実際とんでもない考えだ。ところが文化の特徴の中から長所を肯定的に発展させ短所をうまく補完すれば国家発展に役立つという主張も別に論証する必要はないだろう。


文化決定論と関連し南北の格差を説明する問題も提起された。再度強調するが、筆者は韓国の文化が優秀なので1等国になるとは話していない。自国文化の特徴をよく理解し、長所を生かして短所を補完すれば成功の道を行き、そうでなければ失敗の道を行くものだ。韓国伝統文化の特徴が韓国では民主主義の発展、市場経済の発展などを牽引したが北朝鮮では全体主義と社会主義を維持する手段に転落したのだ。日本の場合を見れば短期的成功が長期的成功を保障することでもないのは正しい言葉だ。ところで日本は絶対的次元で3流、4流国に転落したのではない。日本の後退は相対的な意味で事実だが、国際社会で占める日本の比重と地位は依然として相当だ。



【反論寄稿】韓国伝統文化と1等国(2)

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