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韓国の花になぜ日本名?日本式学名を正す会発足へ(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

「金剛提灯を愛する集い」のメンバーが江原道平昌(カンウォンド・ピョンチャン)の野生花の群生地に集まった。

「昔むかし金剛山(クムガンサン)の山奥に、両親のいない姉弟が暮らしていた。ある日、姉が病気にかかると弟は薬草を探して山に入っていった。夜遅くまで帰ってこない弟を待つ姉は、提灯火を持って道に出たが山腹で倒れてしまう。薬を求めて帰ってきた弟は息を引きとった姉を発見し、姉のそばには提灯の火が一輪の花になって咲いていた」。

金剛山(クムガンサン)姉弟の悲しい伝説を大切に守ってきた金剛提灯花(クムガンチョロンコッ)。京畿道加平(キョンギド・カピョン)北側の湿った山中で8~9月に花を咲かせる韓半島固有の植物だ。だが世界植物学界で通用している金剛提灯花の学名は「ハナブサヤ・アジアティナ・ナカイ(Hanabusaya asiatica Nakai)」だ。日帝強制占領期間に植物学者の中井猛之進(1882~1952)氏が1911年に金剛提灯花を新しい属として命名し、自身に朝鮮植物の研究を提案した花房義質(1842~1917)初代朝鮮日本公使を賛えてつけた名前だ。

このように日本式の名前を持つようになった金剛提灯の学名を正そうという声が高まっている。文化財を元に取り戻す代表のへムン僧侶や民主党の安敏錫(アン・ミンソク)議員、画家のクォン・ヨンテク氏、慶煕(キョンヒ)大学のキム・ジュンヒョク教授らは最近「金思慕(金剛提灯を愛する集い・仮称)」を設立して学界・文化系の人々と共に金剛提灯の学名変更のための文化運動を始めると明らかにした。安議員は「韓半島の自生植物である金剛提灯の日本式学名は日本帝国主義の痕跡だ。歴史の訂正レベルで問題を提起する必要がある」と話した。


◆私たちの花になぜ日本の名前が?=植物の学名は、これを初めて発見して研究した人が付ける。国際植物命名規約(International Code of Botanical Nomenclature・ICBN)に基づき、属名と種名、命名者をラテン語形式で記す。金剛提灯の場合、「ハナブサヤ」が属名で、アジアで主に自生するという意味で「アジアティカ」という種名がついた。



韓国の花になぜ日本名?日本式学名を正す会発足へ(2)

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