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ソウル南大門市場に“ショッピングオルレ”開設へ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国最大の市場である南大門に「ショッピング ・オルレ」ができる。市場の中の飲食店や伝統の店を選んでストーリーと里程標を作り、韓国人はもちろん、外国人が楽しく訪問できる名所にするということだ。

新世界百貨店と南大門市場、中区庁は、南大門市場を世界的なショッピング名所に育成するという内容を骨子とする多者間共生協約を11日午前、中区庁で締結した。崔昌植(チェ・チャンシク)中区庁長、キム・ジェヨン南大門市場商人会長、チョ・チャンヒョン新世界百貨店本店長が出席した。

3者協議体はまず短期的に南大門市場の店舗改善作業に着手する。新世界百貨店が衣料品店・飲食店などジャンル別にモデル店舗2、3カ所を選定し、リフォーム作業を始める。今月着手し、今年末までに1段階店舗を終える。市場の商人のための外国語・サービス改善教育講座も無料で開設して運営する。無料の中国語・日本語教室とサービス教育は新世界アカデミーで今月から始める。新世界百貨店の関係者は「デパートのサービスノウハウを市場の商人に伝えたい」と話した。


「ショッピング・オルレ」は今月から店舗の選定、コースデザイン、出会いの場と憩い場の設置、ストーリー開発作業などに入り、来年から本格的に施行される。新世界百貨店本店が発行する広告物(DM)やオンラインホームページなどで南大門の名所・行事などを案内し、南大門への関心を高めていくことにした。このほか、南大門市場の主な名所を本店の行事で紹介し、市場の商品に対する認識を変える努力もしていく。

南大門市場は8万6636平方メートルの規模で、商人が約5万人、商店がおよそ1万1000店にのぼり、名実ともに韓国最大規模の市場。しかし迷路のような通路をはじめ、清潔さと整理整頓状態が十分でなく、成長の限界を表してきた。にもかかわらず最近は中国人観光客が南大門・明洞一帯に集まり、ショッピング名所として成長の可能性が見え、競争力強化の必要性が高まっている。

協約を結んだ3者が毎月、定期的な協議を行い、この内容を中区庁が点検し、行政的に支援する。チョ・チャンヒョン新世界百貨店本店長は「南大門市場と新世界百貨店が別々に成長するのには限界があり、一つの商圏として一緒に努力すれば、より大きな成長が可能という認識で協約を締結することになった」と述べた。

新世界百貨店は本店と南大門市場の協約をはじめ、永登浦店(デシン市場)、仁川店(ソクバウィ市場)、京畿店(竜仁中央市場)、馬山店(プリム市場)も周辺市場との協力関係を構築していくことにした。

ロッテ百貨店はすでに今年4月からデパートの店舗別に市場を指定し、サービス教育や店舗のリニューアル、買い物かごのデザイン、公演などイベント支援など地域興し作業に取り組んでいる。小公洞の本店は薬水市場、蚕室店はバンイ市場、光州店はデイン市場など8カ所の市場ではじめ、今後、全国31店舗に拡大する。今年の支援基金50億ウォン(約5億円)も決めた。



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