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朴大統領 「ソウルプロセス」に各国首脳の支持を確保

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
朴槿恵(パク・クネ)大統領は10日、東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(韓国・日本・中国)首脳会議と東アジア首脳会議(EAS)に出席し、自らの対外政策である北東アジア平和協力構想を説明し、支持を確保した。北東アジア平和協力構想とは、環境など非政治的な懸案から北朝鮮の核など安保懸案へと対話の段階を高めていくもので、「ソウルプロセス」とも呼ばれる。

ブルネイを訪問している朴大統領はこの日午前、バンダルスリブガワン国際コンベンションセンターで開かれた「ASEANプラス3」首脳会議で、「北東アジア地域は経済的な相互依存性と協力は進展しているが、政治・安保分野での協力は低いレベルにとどまっている」とし「こうしたパラドックス状況は相互信頼不足によるものであるだけに、領域内国家間の信頼のインフラを構築していくというものが北東アジア平和協力構想だ」と説明した。

特に、朴大統領は「3カ国(韓日中)協力のメカニズムが北東アジアの平和と共同繁栄のための重要な資産」と強調したと、李京秀(イ・ギョンス)外交部次官補が伝えた。参加国の首脳は朴大統領の北東アジア平和協力構想に支持を表したと、青瓦台は明らかにした。


朴大統領は同じ場所で開かれたEASでも、韓半島信頼プロセスと北東アジア平和協力構想に対する加盟国の理解と支持を呼びかけ、EASの首脳も歓迎したと、青瓦台が伝えた。

朴大統領は午後、ブルネイでの日程を終え、国賓訪問国のインドネシア・ジャカルタに到着した。朴大統領はこの日午後、ブルネイを出発する前、ケリー米国務長官と李克強中国首相に続けて会った。当初、韓米は首脳会談を準備していたが、オバマ大統領が政府機関のシャットダウン(閉鎖)で訪問をキャンセルし、ケリー長官と会うことになった。2人は韓半島情勢と韓米間の懸案について意見を交わした。

朴大統領は李克強首相とも20分間ほど歓談した。李克強首相との会談は当初予定になかったが、やや遅れて調整された。しかし青瓦台(チョンワデ、大統領府)は両会談についてブリーフィングはしなかった。これに関し、最近複雑になっている韓米、韓中関係を反映したものではないかという解釈が出ている。中国は最近、集団的自衛権に対する米国の支持など日本の防衛力強化の動きを警戒している。

一方、この日、香港メディアでは、李克強首相とケリー長官が前日会い、中国産先端製品の輸出制限緩和をめぐり舌戦を繰り広げたという内容が報道された。

◆「ASEANプラス3」とEAS=1997年に東南アジア諸国連合(ASEAN)が創設30周年記念首脳会議に韓国・日本・中国の首脳を招待したのを契機に「ASEANプラス3首脳会議」が定例化された。

EASは1997年アジア通貨危機への共同対処を目標に、ASEANと韓日中3カ国が参加する「ASEANプラス3外相会議」からスタートし、2005年12月に首脳会議に発展した。2009年からインド・オーストラリア・ニュージーランドが、2011年から米国とロシアが参加している。



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