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パトカーの交通事故、一般車の20倍…ほとんど不注意=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
今年8月初めに、慶尚南道昌原(キョンサンナムド・チャンウォン)ではパトカーが窃盗容疑車両を追いかける都心部追撃戦が起きた。軽自動車の容疑車両は、車両の間をすり抜け、中央線を行き来するなど曲芸運転を繰り広げた。結局、この車両はパトカーに後を衝突されて、ようやく立ち止まった。昨年2月、ソウル永登浦洞(ヨンドゥンポドン)では路地をパトロール中のパトカーが屋台の販売台に追突する事故が発生した。

このように警察車両が引き起こす交通事故が毎年増えている。事故の頻度も一般車両に比べて20倍高いことが分かった。

警察庁が6日、国会安全行政委員会(安行委)に所属するセヌリ党の柳勝優〔ユ・スンウ、京畿道利川(キョンギド・イチョン)〕議員に提出した資料によると、パトカーによる交通事故は2009年1765件から2010年1576件と小幅に減ったが、2011年2413件、昨年3261件に上るなど大幅に増えた。今年は8月まで2665件で1日平均11件の割合で発生している。この数値は、パトカーが加害車両として保険会社に届け出られた事故を基準にした。事故の補償のために被害者に支払った保険金は1年間平均16億6000万ウォン(約1億5000万円)だった。


事故発生頻度は一般車両に比べて大幅に高かった。道路交通公団によると、昨年全国の自動車事故は1万台当たり99件が発生した。これに比べて昨年、警察車両が起こした交通事故件数は1万台当たり2038件で一般車両の20倍だった。

事故はパトカーの不注意な運転のために起きたものと分析された。最近5年間、警察車両交通事故を類型別に見ると、安全運転義務を守らず起きた事故が1万1680件のうち7417件(63.5%)で最も多かった。次に後進1965件(16.8%)、安全距離違反885件(7.5%)、車線違反271件(2.3%)、信号違反228件(1.9%)の順だった。

警察庁のイ・グァンジン特殊装備係長は「容疑車両を追跡するなど緊急事態が多く、巡察のために狭い路地の運行が多いのも事故が頻繁に発生する理由」と説明した。



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