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<サッカー>謝罪を断るチェ・ガンヒ監督…解決は奇誠庸しだい

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
問題は起こした人が解決しなければならない。奇誠庸(キ・ソンヨン、24、サンダーランド)も本人のことは自分で解決しなければいけない。

サッカー韓国代表チームの洪明甫(ホン・ミョンボ)監督は2日、「奇誠庸がチェ・ガンヒ監督を訪ねて謝罪しなければ、代表チームから送りかえす」と述べた。ところがチェ・ガンヒ監督は4日、「3カ月以上も過ぎたことであり、謝る必要はない。洪監督が起用したければそうすればいい」と奇誠庸の訪問と謝罪を事実上断った。洪監督は5日、「チェ監督に先に電話をし、サッカー界の大人として許してほしいとお願いする。奇誠庸が帰国すれば、一緒に訪ねて謝る席を準備した」と改めて訴えた。

洪監督は奇誠庸に「会って謝るべき」と伝え、チェ監督は「すべて過ぎたことだから必要ない」という反応を見せ、張本人の奇誠庸はいかなる立場表明もないという、おかしな状況だ。結局6日、両監督が電話で意見を交わし、謝罪のための3者対面はしないことになった。7日に帰国する奇誠庸は仁川国際空港でメディアの前で反省を表し、8日に坡州の代表チームトレーニングセンターでもう一度謝罪した後、代表チームに合流する見込みだ。しかしこれで波紋が一段落したとは考えてはいけない。


奇誠庸がソーシャルネットワークサービス(SNS)でチェ・ガンヒ前監督を誹謗したことが明らかになったのはすでに3カ月前だ。奇誠庸はエージェントを通して謝罪文を発表しただけで、問題解決のための誠意ある後続措置はなかった。チェ監督が奇誠庸の訪問と謝罪を断ったのは、すでに許したからではなく、また会って当時のことを思い出すのがつらいからではないだろうか。洪監督は「もうこの問題にこれ以上関与しない」と述べた。正しい判断だ。チェ監督から許しを受けてファンの心を変えるのは全面的に奇誠庸がすることだ。

コーチングスタッフに暴行した李天秀(イ・チョンス)は数十回も全南球団を訪問し、ファンに頭を下げて許された。SNSで口にできないような暴言をし、韓国サッカーの名誉を傷つけた奇誠庸は、今回の件を深く反省し、より良い選手に生まれ変わる契機にしなければならないだろう。

イ・ヘジュン文化スポーツ部門記者



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