外国人投資家による韓国株式投資額が先月過去最大を記録した。

金融監督院が６日に発表した外国人証券投資動向によると外国人は９月の１カ月間に韓国の上場株式を８兆３３２０億ウォン分買い越したことがわかった。月間基準でこれまでの最高記録だった昨年８月の６兆６０８０億ウォンの買い越しより１兆７０００億ウォン増えた金額だ。これにより先月末現在で外国人が保有する韓国株式は全時価総額の３１．９％に当たる４１７兆４０００億ウォンを占めた。

韓国証券市場で外国人は７月から３カ月連続で韓国株を買い入れている。特に先月は１日も欠かさず買い越しを記録している。金融監督院関係者は、「米国が量的緩和を縮小するという懸念から、新興国から抜け出たグローバル資金が相対的にファンダメンタルズがしっかりしている韓国に集まったため」と説明した。国別では米国が１兆９９８１億ウォンを投資し８月に続き最大の買い越し国となった。英国が１兆４０００億ウォン、シンガポールが１兆２０００億ウォン、フランスが６９０億ウォンなどと続いた。


これに対し先月の債券市場では２兆４０００億ウォンの外国人資金が抜け出た。国別では米国が９０００億ウォン、英国が６０００億ウォン、フランスが５０００億ウォンの順で流出額が多かった。これについて金融監督院関係者は、「ほとんどが量的緩和縮小の懸念が大きくなった９月初めに抜け出た資金。９月中旬からは流出額はほとんどなかった」と話している。