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中国を第1次販売国に入れたら…iPhone5S・5Cが900万台売れた

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「革新が消えた」という評価を受けていたアップルの新型iPhoneが予想外の好調な販売を記録している。

アップルは24日(米国時間)、先週末にiPhone5Sと5Cを900万台以上販売したと明らかにした。昨年のiPhone5発売当初の週末販売実績(約500万台)のほぼ2倍に達する。500万~600万台とした専門家たちの予想を軽く跳び超える数値だ。アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は「新しいiPhoneの需要が信じられないほどだ」と話した。おかげでアップル株価は新製品が発売された20日以後に4.6%上昇して強勢を盛り返しつつある。アップルは7-9月期の売り上げ見通しも370億ドルと小幅に上げた。

新型iPhoneの好調は何よりも第1次販売対象国を増やした結果だ。昨年の9カ国から今年は中国とプエルトリコが追加された。特に中国を含んだのが“神の一手”という評価だ。アップルはゴールドカラーモデルを出すなど最大スマートフォン市場に浮上した中国市場に精魂を込めた。その上、最初から高級型と普及型モデルの2種類を一度に発売した。またiPhoneマニアが多い日本では、最大移動通信会社のNTTドコモがiPhoneを取り扱い始めたのも良い影響を及ぼした。新しくリリースしたモバイル基本ソフトのiOS 7.0の威力だと分析する専門家もいる。使用環境(UI)をすっきりと整えiTunes(アイチューンズ)ラジオなど新しく追加された機能も人気を呼んで端末販売の増加につながったということだ。


一部では販売量が300万~400万台ほど水増ししたとの分析も出てきた。この日のマーケットウォッチによれば、投資銀行パイパージェフレイ(Piper Jaffray)のジン・マンスターアナリストは「普及機種である5Cの350万台は、消費者ではなく移動通信社など小売り業者に在庫状態だと見られる」と主張した。彼は5Cのすべてのモデルがアップルウェブサイトで「24時間以内配送可能」状態だという点を根拠として推計した。ジェフリーズ・アンド・カンパニーのピーター・ミセク、モルガンスタンレーのケイティ・ハーバートの両アナリストも200万~250万台が在庫状態であると主張した。ただしマンスターとハーバートの両氏は、アップルに対する目標株価を高めて投資意見を「比重拡大」と提示するなど肯定的な姿勢を維持した。

だが、韓国でもこのような“アップルパワー”が通じるかは未知数だ。iPhoneは韓国内での発売が早くて11月末であり第1次販売国よりも2カ月遅れる。それまでに韓国内企業はサムスン「ギャラクシーノート3」、LG「ビュー3」などの新製品を出す予定だ。その上で最近、移動通信社が出したLTE-A(アドバンスド)サービスを利用できないという点もiPhoneの限界要因に挙げられている。



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