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餅もチョコパイもない秋夕、開城団地正常化はまだ半分(1)

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版
「以前は秋夕(チュソク)の時に餅を配りチョコパイも分けたが、今年は会社の事情が悪く何もできなかった。北朝鮮の労働者らも事情をわかっているのか大きく望まない表情だった。5カ月以上休む間に農作業をしたのか、労働者の顔も真っ黒になっていた」(開城工業団地縫製業者社長)

「仕事がなく秋夕連休期間には北朝鮮の労働者らを全部休ませた。稼動正常化初日の16日に20人余りの北朝鮮労働者が出てきて設備を点検した後、試験用に製品を少し作ったが長く休んだためか手つきが鈍っているようだ。23日ごろ本格的な生産準備を進める計画だ」(衣類業者ナインモードのオク・ソンソク社長)。

開城(ケソン)工業団地入居企業は秋夕連休にも工場正常化に向けた作業を継続した。南北合意により開城工業団地は稼動中断から5カ月半ぶりの今月16日から再稼働に入った。ほとんどの入居企業は秋夕当日の19日だけ休んだ。北朝鮮は韓国と異なり秋夕当日だけが公休日である上、工場正常化を1日でも早くしなければならないという点を考慮したのだ。秋夕連休に開城工業団地に残っていた入居企業駐在員90人余りは19日に開城工業団地総合管理センターに集まり合同で祭祀を行った。祭祀が終わった後にはユンノリ(すごろく)やチェギチャギ(羽根蹴り)などの伝統のゲームを楽しんだ。


統一部によると、秋夕連休期間に開城工業団地入居企業の平均稼動率は60%台を記録した。入居企業123社のうち30社余りが工場を100%稼動したが、20社余りは最初から稼動しなかった。開城工業団地管理委員会のホン・ヤンホ委員長は、「まだ工場を運営できずにいる入居企業を含むほとんどの企業が、秋夕連休が終わった後には正常稼働に入るものとみられる」と話した。

北朝鮮の労働者は再稼働初日の16日に3万1500人が出勤し、秋夕連休期間中も3万人台を維持した。開城工業団地管理委員会は連休が終わる23日以降には4万人以上が出勤すると予想した。4月に開城工業団地が閉鎖される前の出勤人員は5万3000人余りだった。



餅もチョコパイもない秋夕、開城団地正常化はまだ半分(2)

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