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欧州ホットマネーでなく米国ロングマネーが韓国へ(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「外国人買いミステリー」。外国人の「バイ(buy)コリア」がとまらない。12日にも外国人は個人と機関の売りを吸収し、KOSPI(韓国総合株価指数)は2000を維持した。予想外の15日連続買い越しだ。8月中旬から始まった外国人買いは今月に入って強度を増している。8月(2兆1000億ウォン)に続いて今月は9営業日で4兆3000億ウォンの買い越しとなっている。

専門家は最近の外国人買いパターンが過去とは違うと指摘している。昨年とは違い、欧州系より米国系の資金が買いを主導している。先月、米国系は2兆4000億ウォンの買い越しとなったが、欧州系はフランスを中心に1兆4000億ウォンの売り越しとなった。

さらに関心を引くのは売買形態だ。買いが非プログラムチャンネルに集中している。外国人と機関の売買はプログラムと非プログラムに分かれる。個別銘柄を買う普通の方式が非プログラム売買なら、15銘柄以上をバスケットで売買するのがプログラム売買だ。


プログラム売買は、先物と関連した差益取引と現物株式をまとめて売買する非差益取引に分かれる。通常、非プログラム売買価格が長期的な傾向を見せる一方、プログラム差益取引は先物と連結し、いくつかの銘柄を一度に売買するという点で短期的な傾向を見せる。

注目されるのは、過去の上昇期に必ず表れた外国人の非プログラム買いが3年ぶりに復活した点だ。外国人は先月、プログラム売買で9000億ウォンの売り越しだったが、非プログラムでは3兆1000億ウォンの買い越しとなった。専門家はこうした「米国系+非プログラム買い」の組み合わせを株式市場展望のプラス要素とみている。

その間、米国系資金と欧州系資金は対照的な特徴を見せてきた。米国系資金は傾向性が強く、景気に連動したパターンを見せてきた。景気上昇初期に入ってくるロングマネー(長期資金)の性格が強い。一方、欧州系は景気と関係なく動いた。先物と連結して回転が速いプログラム売買の比率が高い。

実際、KOSPIが上昇期に入った09年初めからピークを迎えた2011年5月まで、外国系の買いの中心は米国系資金の非プログラム買いだった。その後、米国系資金が抜けた2012年以降、ボックス圏の動きでは欧州系が市場を主導し、プログラム売買を繰り返した。



欧州ホットマネーでなく米国ロングマネーが韓国へ(2)

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