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原子力発電所納品でわいろ授受容疑…朴永俊元次官、法廷に=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
全97人を拘束または書類送検。その中には朴永俊(パク・ヨンジュン)元知識経済部次官(53)、金鍾信(キム・ジョンシン)元韓水原社長(68)、イ・ジョンチャン韓国電力海外部門副社長(57)、迎・浦ライン〔慶尚北道(キョンサンブクド)迎日(ヨンイル)・浦項(ポハン)〕出身の原子力発電所ブローカー、オ・ヒテク氏(55)らを含む…。

これほどであれば“原子力発電所マフィア”がほとんど根こそぎ捕まったようなものだろうか。釜山(プサン)地検東部支庁の原子力発電所不正捜査団(団長キム・キドン支庁長)は10日、中間捜査の結果を発表した。

5月29日に捜査に着手して105日ぶりだ。


当初JS電線の原子力発電所用ケーブルの試験成績書偽造から始まった捜査は部品・設備納品をめぐる金品ロビーや各種不正に拡大した。ついに検察は10日“王次官”と呼ばれた李明博(イ・ミョンバク)政権時代の実力者、朴永俊元次官を起訴した。原子力発電所の設備納品に関して5000万ウォン(約462万円)を受けとった容疑だ。朴元次官は「金を受け取った事実はない」と否認している。だが検察は、現金を渡したという確実な陳述を確保したとして容疑の立証に自信を見せている。

検察によればこれまでに起訴された97人は、ほとんどが原子力発電所または部品・設備業者の元・現職の役職員だ。その中でも大きな存在は2人だ。まずは設備業者の韓国浄水工業とブローカーのオ・ヒテク氏だ。朴元次官と金鍾信元韓水原社長などに渡った金は全てここから出てきた。

もう一つの軸はイ・ジョンチャン韓電副社長と韓国水力原子力のソン某部長(48)だ。彼らは捜査の発端となった試験成績書の操作を共に指示し、また原子力発電所の部品・設備業者から金を受け取った。

ソン部長は現代重工業などから10億ウォンを受けとった。そのうち6億ウォンは自宅などから発見された。残りの4億ウォンについてソン部長は「個人の負債を返して証券投資をするのに使った」としている。これと関連して、検察は4億ウォンを本当にソン部長個人が使ったのか、でなければ上層部ラインに渡っていないか継続して捜査する予定だ。検察がまだ糾明できていない部分もある。捜査の発端になった試験成績書の偽造関連のヤミ取り引きだ。偽造を通じ、JS電線はケーブルを原子力発電所に供給することによって179億ウォンの利益を得た。だが、その代価で誰に何を与えたのかは明らかになっていない。



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