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五輪にテコンドー残留、レスリング復帰…緊迫の3時間

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版
“国技”テコンドーと“メダル畑”レスリングが同時に笑った。2020年東京オリンピック(五輪)で、両種目の選手の歓呼と涙をまた見ることができる。

8日午後9時にアルゼンチン・ブエノスアイレスのヒルトンホテルで開幕した国際オリンピック委員会(IOC)総会は一つのドラマだった。テコンドーを含む25核心種目を選定する投票が先に行われた後、新たに追加する1種目の投票が続いた。

ジャック・ロゲIOC委員長のあいさつの言葉とカッラーロIOC五輪プログラム委員長の演説に続き、10時13分ごろ、2020東京五輪核心種目に関するIOC委員の一括投票が進行された。2012ロンドン五輪26種目からレスリングを除いた残り25種目を2020年大会の正式種目として決める席だった。これに先立ち五輪正式種目除外候補群に含まれて苦労したテコンドーの生き残りがかかるという点で注目が集まった。


論争もあった。投票の直前、カナダのパウンドIOC委員が「2月の執行委員会投票を通じて25核心種目から除外したレスリングをまた最終候補3種目に含めたのは自分の矛盾だ。25核心種目と新しい種目の選定作業を次に先送りし、全面的に見直すべきだ」と主張した。北朝鮮のチャン・ウン委員も「レスリングが五輪の核心種目から抜けた理由が明確でない。詳しい説明が必要だ」と主張した。

ロゲIOC委員長は「執行委員会に女性委員がいないという点、競技規則が一般人に分かりにくい点、選手が意思決定機構に参加できない点などがレスリングの除外理由になった」と説明した後、投票の強行を決めた。

IOC委員は賛成77票、反対16票でテコンドーを含む従来の種目の残留を公式化した。続いて1種目を追加で選抜する投票が行われた。野球-ソフトボール、スカッシュ、レスリングが順にプレゼンテーションを開き、IOC委員の支持を訴えた。早くから「レスリングの復帰」が有力と考えられていただけに、現場の雰囲気は落ち着いていた。

結果も予想通りとなった。1次投票で95票のうち49票を受けたレスリングが過半数の支持で五輪舞台へのカムバックを確定した。当初30票を目標にしていた野球-ソフトボールは24票にとどまった。スカッシュは22票だった。



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