ソウルオリンピック（１９８８年）の陸上１００メートルで金メダルを首にかけたが、ドーピングテストの結果メダルを剥奪されたカナダのベン・ジョンソン（５１）が２４日、ソウルを訪問する。

米ウォールストリートジャーナルなどは３日（現地時間）、「ベン・ジョンソンの今回の訪韓は、スポーツ選手の薬物使用禁止運動の一環として、豪州のスポーツウェア企業スキンズの後援で実現することになった」と報じた。

海外メディアは「ベン・ジョンソンが２５年前の８８年９月２４日、ソウル蚕室メーン競技場で１００メートルの決勝を行った」とし「英国・カナダ・米国・日本などを回る彼のキャンペーン日程で蚕室競技場訪問がハイライトになるだろう」と伝えた。


ベン・ジョンソンは２５年前、蚕室メーン競技場で世界新記録の９秒７９をマーク、当代最高の短距離選手だったカール・ルイス（米国）を越えた。しかしベン・ジョンソンの栄光は翌日、五輪最大のスキャンダルに変わった。ベン・ジョンソンが禁止薬物アナボリックステロイドを服用したというドーピングテスト結果が出たからだ。その後、ベン・ジョンソンは陸上界から永久除名され、二度とトラックに立つことはできなかった。

ベン・ジョンソンはソウル五輪当時のレースのように６番レーンに立ち、薬物追放のためのカードを持ってキャンペーンを行うという。