「中国の知識人はいま反省中だ。『北京コンセンサス』と称賛した中国式発展モデルが限界にぶつかりながら当惑している。彼らはいま新たな成長モデルを探すため韓国に注目している」。
ニア財団の鄭徳亀(チョン・ドック)理事長(元産業資源部長官)は、「これまで中国経済を牽引した投入に依存した成長方式がこれ以上作動しないでいる」としてこのように話した。中国の学界・政界高官との交流を通じ大陸の内情を最もよく把握している人物に挙げられる彼は、中国最大のシンクタンクの中国社会科学院の研究顧問に委嘱され活動することになる。中国人民銀行、外交部、財務部などの高官を対象に講演を行う計画だ。来月2日の就任を前にして彼に会った。
――中国経済、いったい何が問題だとみるか。
「核心は“矛盾的結合”にある。社会主義と市場経済が出会い、農民工(農村出身労働者)の都市進入を奨励しながら戸口(住居地登録)制度が彼らの足を引っ張る。政策配合が間違ったという自省論が内部で起きている」
――中国のハードランディングを懸念する声が高い。
「問題は経済ではなく体制にある。体制不安は経済のハードランディングにつながるだろう。これまで高成長できたのは絶対権力を通じ管理をうまくやってきただけだ。しかしこれからは違うだろう。1人当たり国民所得1万ドル(現在約6000ドル)に近づけば国民は自由と幸福を追求することになる。党の住民管理は段々難しくなるだろう。政治が不安ならば経済が一気に消えかねない」
――習近平時代中国の課題は。
「3つを克服しなければならない。最初は米国だ。米国は中国の主要資源輸送路を掌握している。中国の首ねっこをつかんでいる局面だ。中国が話す新型大国関係は『米国に挑戦しないので自由な経済活動を保障してほしい』ということと変わらない。2番目は国民を克服しなければならない。国民の心をどのようにつかむかがカギだ。習近平の課題は腐敗に汚された共産党をきれいにして国民に差し出せるかにある。3番目は中国的価値を克服しなければならない。中国が『G2』に見合った文明国になるには普遍的な価値を受け入れなければならない。周辺国を包容しなければならない」
――中国の知識人は韓国をどのように見るか。
「韓国を見る目が変わった。グローバル危機をうまく克服している、周辺で唯一の市場経済国という点でだ。金融先進化改革を成し遂げ、グローバルプレーヤー(企業)を持っているという点で参考にするモデルと考える。多様な交流を通じ韓国との経済的同質感を広げなければならない」
ニア財団の鄭徳亀(チョン・ドック)理事長(元産業資源部長官)は、「これまで中国経済を牽引した投入に依存した成長方式がこれ以上作動しないでいる」としてこのように話した。中国の学界・政界高官との交流を通じ大陸の内情を最もよく把握している人物に挙げられる彼は、中国最大のシンクタンクの中国社会科学院の研究顧問に委嘱され活動することになる。中国人民銀行、外交部、財務部などの高官を対象に講演を行う計画だ。来月2日の就任を前にして彼に会った。
――中国経済、いったい何が問題だとみるか。
「核心は“矛盾的結合”にある。社会主義と市場経済が出会い、農民工(農村出身労働者)の都市進入を奨励しながら戸口(住居地登録)制度が彼らの足を引っ張る。政策配合が間違ったという自省論が内部で起きている」
――中国のハードランディングを懸念する声が高い。
「問題は経済ではなく体制にある。体制不安は経済のハードランディングにつながるだろう。これまで高成長できたのは絶対権力を通じ管理をうまくやってきただけだ。しかしこれからは違うだろう。1人当たり国民所得1万ドル(現在約6000ドル)に近づけば国民は自由と幸福を追求することになる。党の住民管理は段々難しくなるだろう。政治が不安ならば経済が一気に消えかねない」
――習近平時代中国の課題は。
「3つを克服しなければならない。最初は米国だ。米国は中国の主要資源輸送路を掌握している。中国の首ねっこをつかんでいる局面だ。中国が話す新型大国関係は『米国に挑戦しないので自由な経済活動を保障してほしい』ということと変わらない。2番目は国民を克服しなければならない。国民の心をどのようにつかむかがカギだ。習近平の課題は腐敗に汚された共産党をきれいにして国民に差し出せるかにある。3番目は中国的価値を克服しなければならない。中国が『G2』に見合った文明国になるには普遍的な価値を受け入れなければならない。周辺国を包容しなければならない」
――中国の知識人は韓国をどのように見るか。
「韓国を見る目が変わった。グローバル危機をうまく克服している、周辺で唯一の市場経済国という点でだ。金融先進化改革を成し遂げ、グローバルプレーヤー(企業)を持っているという点で参考にするモデルと考える。多様な交流を通じ韓国との経済的同質感を広げなければならない」
この記事を読んで…