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キム・ヨナの新しいプログラム見た専門家「皆が驚く歴代最高」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

キム・ヨナ(23)

「多分、見る人々はびっくりするだろう。歴代最高だ」。

言葉どおりフィギュア女子シングルの「最後の王者」を見ることになるだろうか。26日、新しいシーズンのショート-フリープログラムのBGMを発表したキム・ヨナ(23)が歴代最高の演技を披露するのか関心が集まっている。

キム・ヨナはショートプログラム曲として米国のミュージカル作曲家スティーヴン・サンドハイムの『悲しみのクラウン(Send in the Clowns)』を選び、フリープログラム曲はアルゼンチンのタンゴの巨匠アストル・ピアソラの『アディオス・ノニーノ(Adios Nonino)』に決めた。振り付けはキム・ヨナと7年間一緒にしてきたデビッド・ウィルソン(47)が引き受けたキム・ヨナは「これまでやりたかった音楽だった。現役最後の舞台なので素敵な姿をお見せしたい」という所感を明らかにした。


すでにキム・ヨナが新しいシーズンに披露するプログラムの振付作業は全て終わらせた状況だ。オールザットスポーツ関係者は26日「フリープログラムはこの前の春にカナダ現地訓練の時に全て終わらせ、ショートプログラムは7月初めに完成した」と明らかにした。キム・ヨナは現在、泰陵(テルン)選手村で一日5~6時間ずつ氷上、地上を行き来して訓練に没頭している。特にプログラムを完全に自分のものにするための適応訓練をしばらく行っているところだ。

ではキム・ヨナの新しいプログラムの印象はどうだろうか。先月初め、キム・ヨナの新しいプログラムを見守ったチョン・ジェウン大韓スケート連盟審判理事は「本当に良い。多分、見ればすべての人々が驚く」としながら「オリンピックシーズンだからとても慎重だったと思うが、非常に成功的」と明らかにした。チョン理事はショートプログラムについては「曲が出てくるミュージカルを見たことがなく、実際、音楽はなじみが薄かった。ところがヨナの演技を見たらミュージカルがどんな内容なのか見たくなった」としながら「表現力が引き立って見える。この曲についてはよく知らないが、2分間余りの演技を通してすべての人にその曲がどんな曲なのかを教えてくれるだろう」と明らかにした。

キム・ヨナの現役最後のプログラムであるフリーの『アディオス・ノニーノ』についてもチョン理事は「今後はこの音楽が出てきたらキム・ヨナがすぐに浮び上がることになるだろう」と一言でまとめた。彼は「音楽が強烈で、これまで多くの選手たちが愛した作品だった。ところがキム・ヨナの演技を見てからは、これまで誰がこの曲で滑っていたのか思い出せないほど彼女は完ぺきだった」としながら「本人はこんなに早く自分のものにしているが、見る人々にそんな印象を抱かせれば上々ではないだろうか。歴史に残る価値のあるプログラムになるだろう」と話した。

キム・ヨナはシニアデビュー舞台だった2006-2007シーズンでのショートプログラム『ロクサーヌのタンゴ』に続き、現役最後の舞台もタンゴ曲を選んだ。チョン理事は「ほとんどの人がキム・ヨナの以前のタンゴと比較するだろう。しかし本当に印象が違う。全く別の水準のタンゴを見ることになる」と話した。

キム・ヨナは10月25日からカナダのセントジョンで開かれるグランプリ2次大会『スケートカナダ』で新しいプログラムを公開する。



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