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【時視各角】「江南キム女史」たちの密かな怪談=韓国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
クネノミクスは2つの糸口からほどいていかなければならないと思う。まず313兆ウォンの企業内部留保資金を国内投資に回すことだ。個人負債に踏み付けられた民間消費を刺激することも重要だ。すべて心理に大きく左右される問題だ。クネノミクスはこうした心理管理がお粗末なことこの上ない。もしかしたら企業の留保資金が増え続け、上半期の設備投資が8.5%も減ったのは当然の結果だ。江南キム女史が財布を閉じながら民間消費にも赤信号がついた。こうした状況ではいくら財政投資を増やしても一瞬の効果にすぎない。

もしクネノミクスが成功するならば経済学の教科書を書き直さなくてはならない。「増税ない福祉」が可能になり、「潜在成長率以下でも良質の雇用が増える」という奇跡が起きる。魔法の世界でなら可能な蜃気楼にすぎない。こうした常識をひっくり返しクネノミクスが成功するのは現実的に不可能だ。それならクネノミクスを立て直すしかない。市場に投げるメッセージから具体的で単純に整理しなければならない。絶えず方向性を維持することも重要だ。

朴大統領の就任6カ月支持率が60%に迫るのは驚くことだ。南北関係と外交分野の業績が大きく貢献した。だが、長期的に支持率に影響を及ぼすのはやはり経済問題だ。現在のように混乱が続けば支持率下落は時間の問題だ。必ずしなければならない手術ならばいまのように体力の後押しがある時にするのが良い。最初の構造調整対象は福祉公約と混乱した経済政策ではないかと思う。もしかしたら江南キム女史の反乱はクネノミクスの危機を予告するのかもしれない。昔から怪談は政策の混乱と不信の中で出てくるためだ。


イ・チョルホ論説委員





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