いわゆる恋愛に消極的で、温厚・受動的な性格の「草食男子」は韓国のドラマにでも出てくるような「異端キャラクター」ではない。現代(ヒョンデ)経済研究院が全国の成人男女1015人に質問調査して21日に出した報告書によれば、未婚男性の半分近く(43.1%)が「草食男子の性向がある」と答えた。草食男子の割合が70%を超えたという日本よりは低い水準だ。だが日本で草食男子が1980年代に登場したことを勘案すれば、さらに速い速度で広がることになる。これとは対照的に女性たちは、恋愛や社会交流に積極的な「肉食女子」に成長している。研究院によれば韓国の未婚女性10人中3人以上(33.8%)が「肉食女子の性向」と答えた。日本(37.7%)と大きな差はない。日本が「失われた20年」を経ながら草食男子・肉食女子が本格的に登場した前車の轍(てつ)を、韓国がそのまま踏みつつあるということだ。
韓国内の20~30代の若年層が草食男子と肉食女子の性向を帯びているのは、経済環境と関連がある。自身を草食男子の性向があると明らかにした男性のうちの40.1%は「日常業務に疲れて」との理由を挙げた。その次が「恋愛よりも自身への投資が良くて」(32.6%)、「経済的余裕がなくて」(16.8%)の順だった。教育と就職で無限競争を行う中で、外に目を向ける余裕がないということだ。その一方、肉食女子は「女が男をリードできる社会的雰囲気」(59.5%)や「私に対する自信の高まり」(34.2%)などを背景に選んだ。女性の社会進出が広がる中で経済・心理的に自信がついたという解釈だ。
韓国内の20~30代の若年層が草食男子と肉食女子の性向を帯びているのは、経済環境と関連がある。自身を草食男子の性向があると明らかにした男性のうちの40.1%は「日常業務に疲れて」との理由を挙げた。その次が「恋愛よりも自身への投資が良くて」(32.6%)、「経済的余裕がなくて」(16.8%)の順だった。教育と就職で無限競争を行う中で、外に目を向ける余裕がないということだ。その一方、肉食女子は「女が男をリードできる社会的雰囲気」(59.5%)や「私に対する自信の高まり」(34.2%)などを背景に選んだ。女性の社会進出が広がる中で経済・心理的に自信がついたという解釈だ。
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