ＪＹＰエンターテインメントのパク・チニョン代表が、パク・チユンの『成人式』以来１３年ぶりに出したソロのダンス女性歌手だ。２００７年、１５歳で『 Ｔｅｌｌ Ｍｅ』で歌謡界を席巻したＷｏｎｄｅｒＧｉｒｌｓの末っ子ソンミ（２１）が、初のシングル『２４時間じゃ足りない』で帰ってきた。『 Ｓｏ Ｈｏｔ 』『 Ｎｏｂｏｄｙ』などで人気絶頂だった２０１０年、ソンミは突然“学業”を理由にＷｏｎｄｅｒＧｉｒｌｓを泣く泣く脱退した。米国進出のため高校まで中退した彼女はすぐに検定試験を受けて東国（トングク）大学演劇学部に入学した。そして３年７カ月ぶりに成人になって舞台に戻ってきた。体にぴったりフィットした舞踊服にピンク色の短髪でだ。

―－企画会社が総力を挙げたという印象を与える。負担感が大きいだろう。

「どうしても大きい。１から１０までパク・チニョンＰＤ（プロデューサー）の手が入らなかったところがない。久しぶりに大衆の前に立つことと、どのように見てもらえるのかが心配になったりもする。私の目標はすでにある程度実現したのと変わらない。再び大衆の前に立つことが目標だったから。だが『ＪＹＰエンターテインメントの秘密兵器』のような修飾語はプレッシャーになる」


――振りつけを習得するのに大変だっただろう。

「現代舞踊的な要素がある。舞踊を一度も習ったことはないが、以前までお見せしたのとは違うジャンルの踊りをすることになり大変だった。手の様子や体のどこに力を集中しなければならないのかなど、力を使う方法も呼吸法もみな違う。短期間でモノにするのに負担が少しあった。おもしろかったが体にアザがものすごくついた。転がって落ちて、這いつくばっていたから。皮膚がちょっと弱い方なのでアザが簡単にできる。衝撃が加わると膝や骨盤に炎症ができたりもした。迂余曲折の多い振りつけだった」

－－セクシーさの程度はどのように調節したか。

「定形化されたセクシーコードがあった。そういうのを避けようと長いウェーブヘア、スモーキーな化粧、ハイヒールといったものはしなかった。髪を切って舞台で裸足で踊り、プロモーションビデオのメーキャップも純粋にした。ちょうど私の年齢ぐらいの女性になっていく過程にある、あまり熟していない妙な感じのセクシーさでアピールしようと思った」

-－身振りはセクシーだ。

「ところが表情はそのまま今の私の姿のようだ。衣装と振付け師がセクシーだという印象を与えるが、違うところでは力を抜いて自然にいった。歌は初めての愛に目覚めて感情的に高まった女性の気持ちを込めたのだが、それを表現するのが本当に難しかった。そのような経験をしたことがなくて」

―－まだ愛を知らないのではどうするのか。

「いつかは私のパートナーを探さなくては。でも愛に対してとても多く知っていたとすればそんなにうまく表現できなかったと思ったりもする。何かまだ少し成熟していない状態が」

－－ＷｏｎｄｅｒＧｉｒｌｓを脱退したときの気持ちはどうだったか。

「脱退でなく活動中断だった。再び練習生に戻ることだと申し上げたが、（大衆は）脱退と受けとった。本当に幼い年齢から始めて少しの休息もなく突っ走ってみたら、ある瞬間、機械的に舞台に上がっては降りていた感じだった。歌手になりたいと舞台に立つだけでもという思いで１５歳のときに１人でオーディションを受けにいった初心が薄れていたようだ。これをしようと心に決めた時は、はるか遠くに見る絵を描いたが、謙虚でない心がけでは私の夢をかなえることができないと思った」

――もともとどんな絵を描いていたのか。

「オム・ジョンファやパク・チニョンのように、本当に長く自分の色を持って活動して愛される歌手になることだった。今回、パクＰＤがそのようにした。私がうんざりするような反復を耐え抜くことができなければ、実力を疑わなければ、絶対年を取ってまで歌うことができないと。『うんざりするような反復』という言葉が響いた」



元ＷｏｎｄｅｒＧｉｒｌｓのソンミ、３年７カ月ぶりの再出発（２）