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韓国映画、自国市場で「8月の大ヒット」の理由は?(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

『かくれんぼ』237万人、『風邪』197万人。※資料=映画館入場券統合コンピュータ・ネットワーク、19日基準。

引き続き公開された『かくれんぼ』と『風邪』は、前売り率から類似した数値で興行競争を開始した。災難映画『風邪』は、『ビート』や『太陽はない』で知られるキム・ソンス監督が10年ぶりに出した作品である一方、『かくれんぼ』は『ザ・テロ・ライブ』のように新人ホ・ジョン監督の商業映画デビュー作だ。『かくれんぼ』の配給会社NEWのパク・ジュンギョンマーケティングチーム長は「たいてい韓国映画が2本一緒に封切りすれば2本ともうまくいくケースがあまりなかった」として「4本全てがそれぞれ違った個性と魅力を持っていて、観客が1本を見て違う方も見るのだろう」とした。

◆比較して観る流行=実際に4作品のうち2作品以上を観た観客は少なくない。映画前売りサイトのマックスムービーによれば『ザ・テロ・ライブ』の観客の24%が『雪国列車』も見ていたことが分かった。前売り観客に基づいて集計した結果、『風邪』や『かくれんぼ』の観客はそれぞれ20%、18%が『雪国列車』も見た。これらの観客が『ザ・テロ・ライブ』まで3本を見た比率も4%と5%だった。

封切り1週しかたっていない『風邪』と『かくれんぼ』を両方観た比率も6%(『風邪』の観客のうち『かくれんぼ』の観客比率)にもなった。マックスムービー映画研究所のキム・ヒョンホ所長は「これまではいわゆる“1000万人映画”が登場すれば、競争作は相対的に観客が減る現象を見せていたが、今年は作品がシナジー効果を出して全体市場を育てている」として「観客が期待作のうちの1本を選択するのではなく色々な作品を観る形態に変わった」と説明した。


◆8月猛暑もひと役=今夏の中部地方は6月中旬に始まった梅雨が記録的に長く続いて7月はずっと雨が多かった。雨が降り続けば劇場への外出を敬遠するようになる。その一方8月に入り、相対的に快晴で蒸し暑い天気が続き、涼しい映画館に訪れる人が増えたことという観測が出ている。映画振興委員会のキム・ヨンギ研究員は「結果的に8月は『雪国列車』のように市場をリードする作品を中心に全体市場が大きくなり、『雪国列車』を避けてこれというハリウッドのブロックバスターがなかったことも韓国映画に観客が集まる要因となった」と話した。今夏最後のハリウッドのブロックバスターとしては29日に封切りする『エリジウム』がある。



韓国映画、自国市場で「8月の大ヒット」の理由は?(1)

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